佐久間次郎
『だぁぁああ!もう何だっての!』
最悪。ホントに最悪。その理由はお風呂がぶっこわれたからである。しかもシャワーも。どうしようか。ホントに。するとアタシのケータイが鳴った。
『はい?』
その相手は幼なじみで家が隣の次郎。
「明日の宿題って何だっけ?何か学校で寝てて聞いてなかったんだよな。」
馬鹿か。不良じゃないか。アタシもだけど。でも一応話しは聞いてるぞ。
『確か、数学の問題集の72までだったよ。』
「え?まじかよ?俺30までしか終わってねーよ?」
まぁ、帝国のサッカーの練習はキツイからね。アタシが手を差し延べてあげよう。
『じゃあ、アタシのやつ見ていいからさ。その代わり風呂貸して!』
「なんで風呂なんだよ」
そんな次郎にアタシは風呂が壊れたことを話すと快く了承してくださった。
アタシは数学の問題集と着替えなどを持って次郎の家に行った。
次郎も一人暮らしなので勝手に上がった。
『風呂貸してねー。』
次郎の部屋に問題集を投げてアタシは風呂場に行った。
チッ。無駄に広いんだよな。次郎の家は。
シャンプーなどを忘れたことを今更ながらに思い出した。まっ、良いや。次郎の使えば。
『うん。綺麗だな。風呂場も。』
そんな独り言を呟きながら上がった。
次郎のところに行き終わった?と次郎の前にしゃがみ込むと次郎は顔を真っ赤にした。(訳がわからん)
「…名前…。俺のシャンプー…。」
『あっ、うん。使った。』
すると次郎はますます顔を赤くした。ますますわからない。
男心