基山ヒロト


『げっ』


彼女がそう言ったのを俺は聞き逃さなかった。


『おはようございます。基山生徒会長』


機械的な挨拶。気に入らない。


「あぁ。おはよう。今日は何色のパンツ履いてるの?」

ニコニコと笑顔を絶やさずに聞く。俺のことを変態って言う奴らがいるけど、…まぁ、変態だけどね。

『基山生徒会長。そういうのなんて言うか知ってます?セクハラって言うんですよ?』

「あぁ。知ってるさ。まぁ、詳しくはセクシャルハラスメントだけどね。」


『うわっ、うざ。基山生徒会長とか言うの止めたわ。こんなのが幼なじみとか嫌だわー。』


そう、俺と名前は幼なじみ。オムツを履く頃から一緒だ。

「でも、そんな俺を好きになった名前も馬鹿だよね。」


『はぁあ!?ヒ、ヒロトのことなんてこれっぽっちもお、思ってなんか、な、ないんだから!』


冗談で言ったのに、凄い反応をした名前。その頬は凄く真っ赤だ。


「クスッ。そーゆー可愛いところ、好きだよ」






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基山って、一人称なんですか?僕じゃないのか?俺?わかんなー





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