豪炎寺修也
今は学校の授業でパソコンを起動中(鬼道さんじゃないよ)です。隣の席は鬼道さんと豪炎寺くん。沈黙が多いなあ…。
「え」
私は思わず声をあげてしまった。もちろん意味はある。なんと豪炎寺が、俗に言う、アダルトサイトをみていたからだ。しかも動画。妹もの。そうか、あれだなシスコンか。
「な、なななななにを見ているのGO園児君」
「ああ、名前。調べものだ。」
変な動画の調べ物!?どんな神経をしてるの!?
「奇遇だな豪炎寺。俺も同じものを調べていたんだ」
「同志だな」
私の隣でこんなこと止めてほしい。切実に。
「変態だ…」
「俺はお前の隣に居ると変態になるんだ」
聞こえないように呟いたはずなのに返事が返ってきた。
「ある意味嫌だ。じゃあ私の隣に来ないで下さいませんか」
「そんなこと言うなんて心外だな。」
「普通の人ならそういいます。」
いや、本当になんだなんだ。せっかく勉強しなくて済むと思ってサボらなかったのに。
でも、こんなやり取りも楽しいかな、なんて。