佐久間次郎


『あっ、ヤバい。部室にケータイ忘れた。』


名前は帝国のサッカー部のマネージャー。
2年生からマネージャーになったが、サッカー部員とは仲良くなれた。しかし、仲良くなれないというか、苦手な人がいた。それは佐久間だった。
目が合うとすぐにそらされてしまう。(何かしたかな?)


『あっ、あった!』



名前はケータイをとったが他にも一つケータイが置いてあるのに気が付いた。

誰のだろうと思い手にとってケータイを開いた。すると名前の顔が写った画面が出てきた。


『私の写真?誰のだろ?』


するとそのケータイが震え出し、デスプレイには家と書いてある。


なくしたって気付いてかけてきたのだろうと名前は思い電話に出た。



『はい』


すると電話から聞こえたのは佐久間の声だった。



「えっ?名前?」



『そうだよ、部室にケータイあったよ』


すると佐久間は黙り込んでしまった。


『え、あの、佐久間くん?』


「見たか?俺の待ち受け。」



『う、うん』

待ち受けとは名前の写真のことだろう。



「俺、お前のこと好きだ。で、仲良くしたいとも思ってる」


『うん。私も仲良くしたいと思うよ!でも告白の返事はまだで良いかな。佐久間くんのこともっと知りたいし!』




突然の告白に驚いたが同時に嬉しくも思った。
それは何故だかわからないが、二人が付き合うことになるのは変わらないだろう。










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