no title | ナノ
夢の話。


芝生には私とラフな格好をした男性だけ。
結構普通のように思えるけど普通では考えられない個所が1つ。
それは男性の足にデジタル時計で5分と書いてある時限爆弾が仕掛けてあるということ。

男性は私に「助けて」と言う。
けれど私は「何故?」と答える。

「こんな状況であんたは人を見殺しにするのか!?」
言われたけど頭の中は「?」しか浮かばない。
一般なら直ぐに助けるだろう。でも自分は何故助けない?
私は時限爆弾があと1、2分というのにその男性をずっと見るだけ。

私に助けを求めてるのは分かるのに何故か動く気にならない。
「お、おい!!さっさとこれを解除してくれよ!!頼むから!」
男性は焦り私に言うが、それを無視してその姿を見るだけ。



時間が過ぎた。
タイマーが鳴る。

「ぎゃぁぁぁああああああ!!」

男の人の悲鳴が響く。
男の人の足がバラバラになって原型の無い肉となり四方八方に飛び散る。
でも私はどんなにグロかろうと何だろうと男性を見ている。
面白くもないのに。ただ足が飛び散ったところを見ている。
足が無くなった男性はまだ私に助けを求める。
「助けて。助けて。」と、か細い声で言う。

やはり私は助けない。何故?どうして?助けるのが普通じゃないの?

考えている内に男性は息をしなかった。
私は何も無かったかのように芝生を去った。



END
ストレスを溜め込むと何をするか分からないそうです。


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