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半身だけ君に預けた【火神大我】


「あー!しっかし今日も練習つかれたー!」

汗だくでベンチに近づき、彼女である榑林美華沙からスポドリを貰った。
美華沙はキセキの世代である桃井さつきと幼馴染で誠凛でマネージャーをしている。
そして黒子の彼女――。

部活終了後。

「今日美華沙さんとマジバ行くんですが火神くんも来ますか?」
「おう。チーズバーガー食おう。」
「大我はいっつもそればっかりよね」
「しゃーねーだろ!美味いんだからよ!!!!」

3人でいつも一緒にいて、いつの間にか好きになってた。
それからわずかの間に黒子から付き合ってる事を知らされた。

付き合ってる事を知ったうえでコクることも出来た。
でも俺はしなかった。
美華沙は優しいから多分すげー悩むと思う。
そしたらもうこんな風に楽しめねーんじゃないかって思った。
だからこの関係を選んだ。


黒子と美華沙はシェイクを頼み、俺はチーズバーガーを頼んだ。

「火神くん、頼み過ぎです。」
「うっせーな!お前が小食なだけだろ!!」
「違うと思う。。」

時間が経って帰ることになった。
黒子と美華沙は家が別方向で美華沙は俺のマンションの方に住んでいる。

「テツヤ、また明日ね!」
「じゃーな」
「はい。また明日学校で。」

そう言って俺たちは別れた。
少し歩いたところに公園がある。

「ちょっと寄っていこうぜ。」
「えー。ま、いいよ。」

そこにはバスケコートがある公園で。
近くのベンチに美華沙を座らせて俺は自販機で飲み物を買った。

「ほらよ」
「あ、別にいいのに。ありがとう。」

俺は飲み物を渡し、隣に座った。

「しっかし今日は疲れた」
「今日はそればっかりね」
「疲れたんだからしょーがねー」

言いながら美華沙に体を預けた。

「うわっ、ちょっと重い。」
「うっせ、少しだけこのままにしとけ!疲れた!」

本当は嘘。疲れたけどそこまで疲れが残ってるわけではない。
ただこうやって体を預ける為の口実。
付き合って悩むのなら嘘を吐いて少しだけこのままで。


だから俺は
半身だけ君に預けた
(全てなんて重すぎるだろ?)

END
かがみん!
なんか意味不ですね。すみません。
title...4m.a

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