小説 | ナノ

5000回目の愛を君に
愛は暗い、名は弔う
祈るように愛してると言った
羽化する欲望
永遠を欲しがるあの頃の僕等へ
おお女神よ、慈愛を我に

語らう二人は夜明けを怖れて
君が終わりを告げる日曜日
口を塞ぐ両手にキスを
決して消えない愛があるように 
子供のような恋はできない

最愛の痛みをまた思えるだろうか
死に逝く愛に微笑んで
スケアクロウの星の夢
世界を憂う、少女は死んだ
その結末に喝采を

高鳴る恋も君の記憶に消えてった
小さな愛を歌う友人
積み上げた日々が次の君へ届けばいい
手が触れるたび寂しくなるばかり
とめどない優しさに泣く

涙はまた優しい明日を生きるために
虹の端をつかまえて
ぬくもりの痛みさえ愛して
妬む目の色も見えず
ノーザンライトの果てに見る

花香る、黄金の旅路
羊は夢を見たのだろうか
触れた頬は白を讃えて
ヘイトスピーチを聴き給え
誉れ高き君を想う

眩い愛を忘れられないままでいる
未知なる夜に殺される
無惨に死んだあの愛の行方
めくるめく優しき約束達よ
喪に伏す彼の横顔

優しい嘘の残酷さ
幾つもの愛を嗤った女
揺れる瞳に私を映して
ヱバーグリーンデイズ
夜を愛する獣達よ

洛陽の日に誓うこと
利己的な彼は泣いたりしなかった
流転する歴史を紡いでゆけ
怜悧な眼差しに乞う
浪漫に沈んだ愛を知る


私が生きるに足る明日を

(一つの真実だけを与えて欲しい)
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