盲た虎は愛さない
その慰みでは泣けもせず
喉元刺さるは愛の棘
侮蔑の瞳に酔い痴れば
青く尊き口付けよ
散るは徒花、宵の口
愛し哀しと思うても
どうぞ私を引き裂いて
愛を喰うのもままならぬ
嗚呼、涙は雨に溶けたようだ
死なぬ愛は朽ちて花となるか
不肖の身なれども、
残生、精を尽くし
全うしとう御座います
(哀惜の情でもくださんせ)
盲た虎:めしいたとら、彼が欲しているのは
人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -