小説 | ナノ

しがないピアニストの憂鬱


その旋律にいのちを込めて

箱庭に響く歌声

終りを謳う人

エーデルワイスに呼ばれて

口ずさむ歌が君に届けば

窓際の光を集めて

その音波が君を飲み込むように

愛しの君は子守唄で眠る

拙い恋の一節である

また僕は君を思いながら、

聞いてほしい曲があるんだ

(笑った貴方はいつもの口癖を言う)

エーデルワイス:美しい花、高貴なる白
「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -