蜉蝣の白き聲
奇異なる瞳は偽りを射抜く
錆ついた祈り
贄となれども春は来ず
愛を亡くし、理由を喪くし
まがいものの命を賭して
雪に落つる日の幻
宵闇の美しきぬくもり
雨降る跡に虹を見た
波間の夢、君の熱を孕む
愛されし孤独の人
共にあること、
それを忘るることなかれ
(かのものは、常に我らの傍に在る。)
蜉蝣:ふゆう。かげろう
聲:こえ
贄:にえ
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