小説 | ナノ

どんな隔たりだって
壊してゆける




壁越しに重ねた掌

降り積もるのは信愛の情

繋がる空を君も見ているか

呼ぶ名は漂い消えるだけ

世界一遠い愛すべき隣人へ

溜め息溢れる街の声

失い募る、想い流れる

貴方のための幾億の心

握った闘志は今も心に燃えている

紡ぐ唄は終わらない



星霜の時が移ろおうとも

(あの歓喜の夜を私は生涯忘れないでしょう。)

そして壁は崩された。
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