踏みつけないでアメジスト
雨夜に光る唇
君越しに見える景色
瞬くような恋と悪夢
降りしきる静雨の中に
僕を射る、その赤を
小夜時雨の君に堕ち
つきなみな愛を謳う夜
慎ましく響く嘘さえも
静寂の青に澄み渉る
白い涙が注ぐ朝に
零れ落つ、愛もなく
(また交わる声が酷く冷たい)
白い涙:光とともに降り注ぐそれ
小夜時雨:さよしぐれ、よるのあめ
アメジスト:一途な愛
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