memo
(あなたはとても弱くて強い人) 久々の更新になりました。コメントなどもありがとうございます。 気がつけば夏も終わり、秋の気配を感じます。秋は彩りの季節、そして朽ちゆく季節でもあります。その移ろいを見ていると、何かと重ねてしまうのも無理ない話で。
(祈りもさえぎる雨に泣く) ねる様リクエスト、「弱く長く降り続く雨(例えば梅雨のような)の日の夜みたいなイメージ」でお題とのことで更新いたしました。リクエストいただきありがとうございます。もはや何とも結びつかないような内容と成り果てております、申し訳ない。通常運転です。 更新時のひとことも目に留めていただけ嬉しいです。入りきらなかったものだったり、そのとき思いついたものだったりさまざまな言葉です。 雨の日が増えてまいりましたね。なんともタイムリーなリクエストでした。雨は好きです。雨音の壁が全ての音を閉じてくれる。家の中にいると尚の事世界から隔絶してくれるそれに、心安らぎます。そして夜明けの雨上がり、澄んでいて青い空気が街並みを包む中、冷えた雨の匂いを吸い込むとき、染みわたる感覚に生きた心地を覚えるのです。 またあの空気に出会えるように、早起きでもしてみようか。
(貴方は消える運命を愛してくれたのね)
(その一歩が、何かを変えるかもしれない)
蒲公英が道端にたくさん咲いています。その黄色の隣には綿毛が揺れてその隣には綿毛の巣立った跡があります。消えた綿毛の行き先は次の春までお楽しみ。芽吹くまでしばしのお別れです。
(その水の行方を誰か教えて) 竹輪猫さんからリクエストをいただきました、「水族館で思いつくお題」とのことで更新しました。水族館は好きです。あの薄暗い館内を歩くとわくわくします。あの世界を海と信じてやまない魚たちの姿がとても綺麗です。ふと足元を見ます。反射し、光り、たゆたう水の影が私すらも飲み込んでいるのです。気が付けば溺れている私とあの魚がどう違うのか、よく分からなくなるのも水族館の醍醐味です。
(君は私の幸せで、愛だった) 桜咲く季節、どなたも新しい道へ歩まれていることと思います。かくいう私もまた新しい人生が始まりました。朝出がけに見た桜と、夜、終わりに見た桜。どちらも儚く見えました。私はまだこの花をセンチメンタルな気持ちで見ずにすむ強さを持ち合わせてはいません。ですがたった一ついつも思うことは、これから先も新しい季節が来る度、穏やかにこの花を見られるようにということだけです。 |