【短文詩】 | ナノ


06~10 片翼の姿を笑われても、僕は僕だ。


06
貴方が何も言わずに飛び立った。
がらん、と空いた心で
僕は泣くことさえ出来ずにいる。

07
何気ない日常の中でも
"おかえり、無事に帰ってきてくれて有り難う"
それは当たり前のことではないから

08
いつも笑顔が私の防御
誰もそれ以上近寄らないで

09
愛してるの言葉が欲しくて、君を突き放す

10
貴女の子守唄を思い出せたら
僕は安らかになれるのに
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