f o r







俺は《あんさつそしき》という集団の中で生きている

そこに居る奴等とは喧嘩もするけど、皆仲良しで

まるで《かぞく》みたいだ

と、誰かが言っていた

《へいわ》



だけどそんな中、《そしき》内が慌ただしくなる時がある。そして時折俺は、意識、というか、記憶を無くす



気が付くと、俺の体は必ず、赤黒くベタベタした物や生臭い匂いに染まっているのだ

何故?

《こわい》




その時、《じょうし》が「よくやった」と、俺の頭を撫でて、褒めてくれる

その大きな手は、血が通っていないというのに、温かい様な、不思議な安心感がある



俺は、自分が何をしたのか分からない

もしかしたら、わるいことをしているのかもしれない

否、させられているのかもしれない




だけど、《じょうし》…ヴィルヘルムの為なら



そんな不安なんて、忘れられる



だから


これからも俺を貴方の側に置いていて下さい











f o r






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2008年に書いたもの。少々修正しました。

■この文での設定(もはや妄想語り)

《》内の事は周りが言っていて、ジャックにとって、意味がよく分からない後天的(?)に覚えた言葉(だから《あんさつそしき》の意味も分からない。

ジャックが意識を無くす理由は、暗殺行為を行なっている時は殆ど無意識(我を失っている)から。文だと表現できないな…。

この文のジャックの好きという感情は上司の事を「恋人」という意味で好き…というより「巣(母?)」という意味合いの方が強い。いわば「生き甲斐」?その気持ちもよく分かっていない…という事を書きたかったのですが…ワケワカンネ


初めて書いた上司部下文…つか、上司←部下だな、これは






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