優しいライオン






赤司っちの目は鋭い。鋭い…というか目力がある。だから見つめられるとゾクゾクしてしまう。目をそらしたくなるけど出来ない。俺は赤司っちに見つめられるのに弱い。


「…あ、赤司っち!そんなに俺のこと見ないで!」
「なんで?嫌なの?」
俺が嫌だって言ったのに赤司っち相変わらず見つめてくる。しかも今は意地悪な笑顔付きで。うぅ…反則っス…俺、赤司っちのその顔好きなのに。

「照れちゃうから!嫌!恥ずかしいっス…」
勢いに任せてやっと赤司っちから目をそらすことができた。
「嫌って…ひどいね涼太。でも僕は涼太が好きなんだ。涼太はかわいいからずっと見ちゃうんだよね。」
だからこっち向いて?なんて言われてしまえば断る理由なんか無くて。

「…赤司っちズルい。」
そうやって今にも食いつきそうな目をしてるくせに、赤司っちはいつも俺に優しいキスをするんだ。




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