私の名前はギャルディーノ・・・。
って言っても・・・、誰もわかってくれない気がするダガネ・・・。
ゲホン。
では、改めて。
私の名前はMr.3。
バロックワークスの社員・・・いや、元社員ダガネ!
今は本来ならインペルダウンで出会った同志、バギーと一緒に居るはずなのだが・・・。
どうやら私は不運な事なら海賊一なんじゃないかと時たま、いや、常に思うようになってしまった・・・。
バギーの船に乗ってインペルダウンを脱獄できた所までは運がよかった・・・。
しかあああし!!!
それから船に乗って海に出たら・・・、出たら・・・。
我等がボス・・・、Mr.0こと、サー・クロコダイルに見つかってしまったガネ・・・。
なんでも、新世界に出て行ったGW達に捕まってしまってカフェ開くからお前も道連れだ、せいぜいその姑息な能力で客を楽しませるんだなクハハハハ!!らしいダガネ・・・。
私は1人で行くのが怖いために、バギーを唆して元BW達が集っていると言われるカフェ、スパイダーズカフェに行ったガネ・・・。
行った・・・ガネ・・・。しかし何だこのカオスな状況・・・。

「・・・、集まったみてえだな。」
「しゃちょおおおおお!!!来てくれたんだあああああああ!!!うわああああ!!!!!」
「うるせえGW黙れ・・・。」
「社長!見てくださいコレ!似合うでしょ!?似合いますよね!!!」
「・・・ダブルフィンガー・・・。そりゃ酒場の姉さんだ・・・。カフェじゃねえよ・・・。」
「じゃあ社長!私!私どう!?完璧よね!?」
「クリスマス・・・。今日はハロウィンじゃねえからその化け物仮装どうにかしろ・・・。何でドレスなんだおばさん・・・。」
「大丈夫よ、ボス、私は完璧だから!」
「ああ、お前が一番まともだなバレンタイン。だがお前チョコしか作れねえだろうが・・・。」

おかしい、おかしいガネ・・・。
当初の私のイメージは昔のBW並みに厳しく重苦しい空気の中で仕事をするようなイメージだった筈・・・。
おかしいガネ。
何この和気藹々な空気。

「ボス、どうですか!!!格好いいでしょ!!」
「もうカフェ関係ねえだろうが!!Mr.5!!!!何だその消防士ってどうやって生かすんだよ!!」
「火事はお任せください!(キリ」
「家事をしろこのバカ!うまい事言わせんじゃねえよ初期設定の謎かけする俺じゃねえんだよ!!!」

ああ、社長が突っ込み気質になってるダガネ(泣)
初期設定って・・・。
誰もわかんないガネ・・・。

「先制攻撃させてもらうとMr.4お前もカフェに関係ねえからな。カフェでピザ作らねえからな。」
「(゚Д゚)クワッ」

私何もないガネ!!

「ハア・・・、GWに駄々捏ねられて来て見れば・・・、何だこのカオスな状況は。これでビジネス、あ、いやカフェって無理だろうが。やっぱりてめえらは俺がいねえと何もできねんだな全く。」
「そうですよ!!だから社長探したんですからああ!!ドレスローザの国王様に頼んで社長見つけてもらったんですから!!」
「・・・。あの鳥野郎・・・、同盟破棄した腹いせか何かか・・・。」

GWの執着心は半端ないガネ。
でも確かに私達にとって、ビジネス=社長ダガネ。
これできっと此処も安泰ガネ。
私はきっといなくても大丈夫。
バギーの待ってる酒場に戻るダガ・・・

「冗談じゃないわよおおおおおおう!!!!なあにMr.3逃げようとしてるのよおおう!!ボス!ここ!!ここに逃げようとしてる奴います!!」
「チクらないでほしいガネエエエエエエエエエエ!!!!」
「おい3、てめえもカフェやるんだよ。何俺だけに面倒事押し付けようとしてやがる。いいから配置につけこのカスが!!」

ああ、私にだけは風当たりが強いだがねえええ・・・・。
結局私は逃げる事ができず。
GWのカラーズトラップでカフェの制服に着替える事となった・・・。

「よし、カフェとはいえ金を儲けるビジネスには変わりねえ。いいか、今回の社訓は、」
G「お客様に笑顔を!」
バ「第一に安全を!」
ダ「人殺し駄目絶対!」
ク「でもイチャモン付ける人には軽くお灸を!!」
「「今日も張り切ってスマイルに!!!」」
「・・・どこぞの鳥みたいだが、まあそうだ。」

BWが崩壊してるがねええええええ!!!
社長がドフラミンゴに感化されてる気がしないでもないガネ・・・。
恐ろしいガネ・・・・。

「社長!!」
「社長じゃねえ!店長だあ!!!!」
「キャアアア!!店長!!開店の時間よう!!」
「そうか、もうこんな時間か・・・。いいかお前等。俺をこんな所に連れてきた鳥野郎の権限が全権俺に委ねられている。」
「え!?じゃあ七武海の権限がしゃ・・・、店長にあるっていうことですか!?」
「そうだGW。俺が脅しておいた。」

抜け目ないダガネ・・・。

「そういう訳だから、ここで海軍が来ようとどこぞのネオ海軍が来ようと誰の権限もここじゃあ通用しねえ。連行される事はないから安心して商売に慎め。いいな!」
「「はい!!」」
「よし、じゃあ全員配置につけ!!因みにMr.1はあまりの不器用さに皿洗いすらできねえから包丁のみ兼用心棒に使っておけ。」

不憫ダガネ・・・。

「「イエスサー!!!」」

こうして、何故か私は新生BWの一員に強制的にn返り咲くこととなった訳ダガネ・・・。
何故こうなった!!
きっとバギーも心配してるダガネ・・・。
これ以上ここにいるのは・・・

「こら!3ったらちゃんとテーブル拭いて!今GWとバレンタインで街に降りて人呼び込んでるんだから!あんたのその能力、戦闘じゃ役に立たないだろうけど人を喜ばせる曲芸には役に立つだろうってしゃ、店長も言ってたんだからね!しゃきっとして店長に今まで私達の面倒見てくれた恩返しするのよ!!」

え・・・、私求められてる!?(ノットベビー5)

いやいやいやいや、え?
しゃ・・・あいや店長?
そ、そんな風に思ってくれてたガネ?
え?え!?
確かに・・・、あのインペルダウンだって店長がいたからこそ助かった節はあるし・・・。
BW時代だって店長いなかったらただのしがない海賊・・・。
日の目も見る事がなかったがね・・・。
そうだ!そうだがね!
今こそ社長に恩返しする時ダガネ!!
良い事言ったダガネダブルフィンガー!
店長!私頑張るガねええええ!!!

「店長、言われた通り言ってきましたよ(コソコソ)」
「ご苦労だった。これで裏切る事も無いだろう(コソコソ)」

俄然やる気の出た私は、最初の客人を迎え入れるタメに入り口で待機することとなった。

なった・・・けど・・・。

「・・・何でお前達なんだがねええええええええ(頭抱え)」
「おい、ここは社員の躾もなってねえのか。まず客が来たら第一にいらっしゃいませえええ!だろうがあああ!!」


そんな気合がかったいらっしゃいませ聞いたことないだがね・・・。

「お、どうしたんだ?エース?」
「いや。どうも接客態度がよろしくねえからよ、ちょっくら説教してた。おい店長呼べ俺が直々に説教してやる。」

まずいダガネ!!
何でよりによって火拳のエースがここに!!??
そして後ろにいるのは麦わら!!??
ついこの前まで頂上決戦の主役が何故ここに!!?
って言っても二年前ダガネ。

「おい!聞いてるのか!店長出せ!!」
「俺が、どうかしたのか?」

ひいいやああああああああ偉い事になったがねえええええ!!!!!

「!!!???鰐!!!!!」
「あん?むぎわ・・・ら?」

ガクブルガクブルだがね・・・。
お店開店してから一日目、いや10分でもう壊滅だがね・・・。

「あ?何だ元七武海のクロコダイルじゃねえか。んだよお前脱獄して今度はカフェの店長になったのか?暇だなおい。」
「好きでやってんじゃねえよ。俺にだって色々あるんだ。てめえこそこんな辺境の地にあるカフェなんか来て暇じゃねえか。」
「街に買出しに行ったら愛しのマイエンジェルルフィに会ってよ、その辺デートしてたらここのチラシもらったんだ姉ちゃんに。したらルフィが行きてえって言うから仕方がなく来たんだよ悪イカこの野郎。」
「一々喧嘩ふかっけてんじゃねえよブラコン。どうすんだ、入るのか入らねえのか。」
「そこでシンバルパ〜ンしてくれよ。」
「サーブr」
「冗談だって!!ほら行こうぜルフィ!」
「おう!鰐邪魔するぜ〜!!」
「あんにゃろ・・・。」

よかった・・・、一時はどうなるかとも思ったが、よかった社長は分別ある方だった。あ、いや店長。

「おい3、次接客間違えたら、どうなるかわかってるな・・・。」

・・・分別ありすぎて私に明日が無いだがね(ガクブル

「は・・・はい、ダガネ・・・。」

気を取り直して接客に戻った私。
とりあえず注文を・・・。

「ご注文はお決まりですか。」
「ルフィ〜、今日は兄ちゃんの奢りだ!好きなもの頼めよ!」
「おう!わかった!じゃあこのメニュー全部!」
「ルウウウウフィイイイイイイイイイイ!!!!!ちょっとお兄ちゃん財布取って来るうううううう!!!」

そりゃ予想できないダガネ・・・。

「火拳の野郎どうしたんだ?」
「あの麦わらのお兄さんがメニュー全部頼んだみたいで、お財布取りに行ったらしいです。」
「・・・厨房にいるのは誰だ。」
「Mr.21人・・・です。」
「おい!!でんでん虫で鳥野郎に連絡しろ!!至急料理のうまい奴を送りこませるんだ!間に合わねえぞ!!!」

店長がそう叫んだ瞬間Mr.1とメリークリスマスがでんでん虫まですっ飛んで行った。

「チイ〜ッス。ジョーカーに言われて来たんすけど・・・。」
「てめえ、ハイエナのベラミー、何でてめえがここにいる。」
「いや、だから、ここで料理してこいってジョーカーに・・・。」
「お前、料理人だったのか!?」
「いや、料理もできるし裁縫もできますけど・・・。」
「・・・よし、もう知らん。厨房に行け!」

社長・・・、店長が投げやりダガネ!!!

「よおし!頑張るぞ!!よろしくなおかま野郎!」
「んんんんんよろしくううううさあ!!これを切ってちょうだいMr.1!!ベラミーだっけ?アンタはコレを調理するのよおおおおおおおう!!!!」
「任せろ!ここの店長に気に入られなかったら俺の明日は無いからな!!」

「・・・海賊やめたらどうだ?」

店長・・・最もダガネ・・・。

なんと料理人でもないあのハイエナが1人加わっただけで物凄い量の料理が次々と出来上がってきた。
それを片っ端から片付ける麦わら。
おかしいここはレストランではなくカフェのはず・・・。

「ゼエハアゼエハア・・・、よお、わりいな今帰ったぜ・・・。」

半分くらいの料理が無くなった頃、火拳のエースが帰ってきた。

「財布は持ってきたのか?」
「ああ、ほら!!」
「よおクロコダイル、BW社長の次はカフェの店長なんだってな(笑)」
「お兄さんに言われて来ました!!」
「・・おいエース・・、俺を巻き込むなよい・・・。」
「ハッハッハ、いやあ、クロコダイル。君も変わったねえ。」
「ヒイイイイイイハアアアアアアアアア!!!!アンタカフェ王にでもなる気かい!!自由か!!」
「・・・、こりゃどういうことだ・・・。」

上から赤髪のシャンクス、トラファルガー・ロー、不死鳥のマルコ、冥王レイリー、、カマバッカ王国の王イワンコフ・・・。
カオスダガネ・・・。

「いや、だから財布。」
「お前は・・・。」
「んんんんんん!!シャンクスうううう!!あ!イワちゃんにロー!!それからレイリーのおっちゃん!!ええっと、誰?」
「マルコだよい!!」
「いやあ、集めるの苦労したぜ〜。親父も連れてこようと思ったんだけどよお、親父酔ってたから。酔うとグラグラの能力つかっちまうからやめてきた!」
「やめろ・・・、白ひげは連れてくるな・・・。」

なんだか店長の顔色が悪くなってきた気がするガネ・・・。

「よし!俺達も食うぞ!ルフィ〜、おじさんにも何かちょうだい。」
「おう!シャンクス一緒に食べようぜ!」
「麦わら屋!俺にも口移ししてくれ!」
「ごおおおおおおるあ!!!エロファルガアアアア!!てめえはマルコの口移しでもしてもらってろおおおお!!」
「俺が嫌だよい!!!」

「これじゃあカフェっつうより酒場じゃねえか・・・。」

店長が完璧にやつれてるダガネ・・・。

「クロコダイル、私にも酒をくれないか。」
「糞ジジイ。注文はあそこにいる3に言え。」
「ヒイイハアアアア!!バタアシは野菜が食べたいっちゃぶる!!」
「おい3さっさと注文をとれ!!」
「か、かしこまりましたダガネ!!」

結局、バレンタインとGWが帰ってきてる頃には、二人の功績のおかげで海軍やら一般客やらが来るようになるも、麦わらご一行が夜までどんちゃん騒ぎしまくりカフェというより酒場になってしまった。
社長の計らいで特別席・海軍席・海賊席・一般席を次から用意しようという事になり改築作業が早くも二日目に起きる。
その最あのドレスローザの国王がまた手を貸しに来たが・・・。
私の知る所ではないダガネ。

こうして、街の酒場にいるバギーを放っておいて、私のあわだたしくも楽しい一日は終わった。
昔のようなBWでなくて私も安心したというものだガネ。
あ、店長睨まないで!ちゃんと仕事してるダガネえええええ!!!




end.



「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -