酒は飲んでも飲まれるな

※BL要素強め
※和解後



今日は珍しく上質なエネルゴンが手に入り酒盛りをすることになった。メガトロン様が許すなんて珍しい(オプティマスのせいだとすぐに気づいた)、そう思いながらバリケードやバンブルビーに研究所から引っ張り出されエネルゴンを片手に周囲を見渡す。
皆羽目を外しているのか、普段酔わない者が酔っていた。まさかブラックアウトが泣き上戸だとは思わなかった…(見なかったことにしよう)。

騒がしいのは苦手なため隅の方へ移動する。皆とは死角になるが静かなため気に入っていたりする場所だ。落ち着いたところで注がれたエネルゴンを口にする。高濃度ではあるが口当たりのよいもので美味しいと感じる。

「なかなかだな」

美味しいと感じたのは本当に久しぶりだ。味覚は不要だと感じていたがこういう日にはいいのかもしれない。だが…。

「なぜお前がここに来る」
「つれないな」
「メガトロン様のところにでも行けばいいだろう」

いつの間にか隣にはサウンドウェーブがいて、しかもご丁寧に腰に腕を回してエネルゴンを嗜んでいた。なんなんだこいつは。

「メガトロン様の近くにはスタースクリームがいる。邪魔したくないんでね」
「なら私の邪魔をするな」
「断る」

こいつ…。私の癒しの時間を奪うだけでなく自由の時間も奪うのか。まぁ、今に始まったことじゃないから仕方ない、放っておくか。
無視を決め込めばまた周りを見渡す。うん、死屍累々だ。

潰れて寝ているものもいればまだ飲んではしゃいでいるものもいる。ずっと戦争ばかりだったから酒に耐性ないのか、と思いつつちびちび酒を飲む。しかし隣のやつは自重しないな。

「…服に手を入れるな」
「誰も見てない」
「そういう問題じゃないだろう。お前酔ってるな?」
「まあな」

ダメだこいつ早くなんとかしないと。









酒は飲んでも呑まれるな
(メガトロン様によって救出、助かった…)
音(次こそは…)メガ(お前も懲りないな)








‖後書き‖
裏を書く勇気がない(^q^)←
いつか!いつか書くよ!!



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