「ねー、ベッドの下にエロ本隠してるでしょ」


「あ?隠してねーよ!」


「さっき寝ころんだとき本見えたもん」


「……!なんでもねーよ!」


「怪しい!見して!」


「ふざけんな!見んな!」



格闘の末、ベッドの下から出てきた雑誌はエロ本ではなく…
某結婚雑誌だった。


「これ、洋一の?」


「ちっ!見んなよ」


「……」


「……俺だって考えてんだよ。お前との結婚のこと」


「…!それって」


「言っとくけど、今のはプロポーズじゃねーからな」


「え?違うの?」


「プロポーズはお前が感動するようなすげーのを…」


「してくれるのっ?」


「するつもりはねぇ」


「えー!?」


「ちゃんと指輪準備して普通のプロポーズをしてやんよ」


「洋一っ!」


「おえ!首しめんな!」



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