素っぴん美人
部屋から出ると、そこにはゾロとサンジ以外の皆が居た。
「お、やっと起きたのかぁ!遅かったな」
「うん、おはよ!ウソップって寝起き良さそうだよね」
「あぁ、俺の寝起きの良さは有名だな。例えるなら…」
「あ!ルフィ〜、おはよぉ!」
「って、オイ!聞けよ!」
「おう、おはよう!漫才師か!」
「「いい加減しつこい!」」
とりあえずルフィ達はほっといて、ナミに化粧落としやら化粧道具あるかどうか聞かなきゃ。こんなヨレたまんまサンジに会いたくないもん。
「おはようーナミ、ロビン!」
「おはようヒロイン、トモダチ。よく眠れたみたいね」
「結構飲んだんじゃないかしら?」
「お陰様で、ね」
チラッと目線をトモダチやる
「ヒロインー、ごめんってばぁ!」
「アハハ、冗談だから」
ごめん。ただこういうノリが好きなだけっていうね。
「あ、でね。ナミかロビンって化粧落としと化粧道具持ってないかなぁ?それともこっちの世界にはないの?」
「ん、ああ!いやーねぇ、あるに決まってんでしょ!本っ当に面白い子達ね」
「あるんだ。じゃあうちらの世界と一緒じゃん!」
「私の貸してあげるわ、ロビンはこう見えて全然化粧とか興味ないのよ」
「えー!?じゃあファンデもしてないの?肌綺麗すぎ!」
「でしょ?反則だわ、全く」
「ちょっと触ってもいいですか?」
「あ、ずるいトモダチ!ヒロインも触りたいー!」
「ふふ、面白い子達。お好きなだけどうぞ?」
「さっすがロビンお姉様ぁ!」
暫く四人できゃっきゃっしてから、ナミに借りた化粧落としで数十時間ぶりにやっと化粧を落として、メイクも完璧に終わった。いつの間にか昼になってたけど、起きた時間が時間だったからね。
これでサンジにも堂々と会える
「ん〜…よし。今日もかわいいぞ、ヒロイン」
「トモダチも今日盛れた!」
「とりあえず早く会いたいんだけど、奴等に」
「うん、解る。奴等にね(笑)」
会わないと今日一日が始まらないじゃん。
ってことでヒロインはキッチンに、トモダチはジムに向かうことにした。
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