君色銀世界。




「どうしたぁ?」


じぃーっと効果音が付くほど窓の外を眺める◎◎に問う。

「雪。見てるの」

言われて自分も外を見やれば、なるほど一面銀世界と言う奴か、真っ白に雪化粧した庭が見えた。

しかしそうかと思えば腰辺りにぎゅ、と回された腕。


「雪見てんじゃねぇのかぁ?」
それじゃ見えねぇだろぉ、と呟くと、これでいーの。と言って俺の髪を一束掬った。


「ほら、一面銀世界。」

掬った髪をさらさらと溢し、愛しそうに言う彼女。




「本当は雪じゃなくてスクアーロを見てたんだよ」



可愛いこと言うじゃねぇかぁ!





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