■逢いたい(リチャリド)
【エターニア⇔グレイセスで遠距離恋愛。マジェスティゲイトはリッド召喚術技だって割りと本気で思ってる】


エターニア・ラシュアン
とある夜、リッドはリチャードに会えない寂しさを感じていた。
リチャードから貰ったリチャード人形を眺めては、溜息を付く。
「会いたいなぁ・・なんでオレからは会いに行けないんだろ・・」
リチャードの秘奥義「マジェスティ・ゲイト」の効果(?)によって、リッドはリチャードの元へ赴くことが出来るので
実質リチャードが呼んでくれないとリッドからは会いに行けないのが現状である。
しょんぼりとした顔で、リッドはリチャード人形を抱きしめるしかないのだった。

「!!」
そこへ突如眩しい光が差し込んでくる。
「この光はリチャードの!」
光と共に、ウィンドルの風を纏う扉がリッドの目の前に現れる。
リッドは迷わず光の中へ飛び込んだ。


一方、ウィンドルのリチャード自室にて。
「リチャード!!」
「よく来たね」
リチャードは自身の秘奥義で呼び出された扉から、飛び出してきたリッドを難なく受け止める。
会いたいと焦がれた人に会えたリッドは満面の笑みである。
「今、凄くリチャードに会いたいって思ってたんだ。そしたらリチャードが呼んでくれて・・オレの考えてることがリチャードには分かるのかな?ってくらい驚いた!」
「ふふっこれには秘密があるんだ」
そう言って、リチャードはリッドの手に握られたリチャード人形を指差す。
「これを耳に当ててみてごらん」
リッドはリチャードに言われた通り、人形を耳に押し当てる。
リチャードはリッドから少し距離を取った。

『聞こえるかい?』
「!」
リチャード人形からリチャードの声がしたことにリッドは驚いた。
慌ててリチャードの方を見ると、リチャードの口の動きと人形が発する言葉が同じものだと云うことがわかる。
「これって、リチャード人形が喋ってるんじゃなくて・・」
『実は簡単な通信機能が搭載されているんだよ。驚かせようと思って、内緒にしていたけれど・・」
「ええっじゃあリチャードはオレの独り言、全部聞いてたのか・・?」
リチャードは通信を終えて、リッドの傍へ歩み寄る。
その手に握られている、もう一つの人形。
リッドの姿がモチーフになっている、リッド人形。
「これはね、パスカルさんが
『早くリッドと暮らせるようになると良いねー!リチャードもリッドと一緒に居たいかなーって思って、じゃじゃーん!リッドバージョンも作っちゃいましたー!!』
 と言って、僕にくれたものなんだ」
そしてリッドの持つリチャード人形のスカーフのブローチを指し示す。
「このボタンを押していると通信が繋がるんだよ。だからリッドの独り言が全てが聞こえていた訳ではないかな。でも、」
そう言うと、リチャードはそっとリッドを抱きしめる。
「リッドが寂しい、僕に会いたいと言ってくれていたのは、全部聞こえていたよ」
「ずっとリチャード人形を握ってたからか・・うわー、恥ずかしいな・・!」
リッドは顔を赤くすると、こんな大事なことオレに教えてくれないなんてリチャードは人が悪い、とむくれてしまった。
可愛らしいリッドの態度に、リチャードは微笑む。
「でも、嬉しかったよ。僕も君に会いたいと思っていたから」
「・・・・うん、会えてすごく嬉しい。呼んでくれて有難う」
リチャードの言葉にリッドも小さく微笑むと、ぎゅっとリチャードに抱擁を返した。


--オワリオワリッド--

おまけ
リチャ「それとリッド、プレゼントだよ」
リド「これも、リチャード人形?」
リチャ「パスカルさんの協力で、自律行動と戦闘が可能になった改良版だよ」
リチャ人形『剣と風の導きを!秋沙雨!(シュババババッ』
リチャ「離れていても、このリチャぐるみが君を護ってくれるから」
リド「リチャード・・!ありがとう、これも大切にする!」
リチャ「通信機能も強化してあるから、寂しくなったらいつでも連絡しておいで」
リド「・・うんっリチャード大好き(ギュッ)」
リチャ「僕もだよ、愛してる(ギュッ)」

-コンドコソオワリオワリッド-
@管理人
書いててこっちが恥ずかしいわ!(バンッ
リチャリド一番の謎は、リッドさんが凄く素直なこと。正直管理人ですら驚くレベル。
それ以前に文章書くの久しぶりでなんか変な感じだ^q^
マジェスティゲイトネタ続き。扉の描写は適当wてか部屋で秘奥義使うなwww
一緒に暮らせない理由は考えてない(オイ)けど、リッドinGfもいいけど、遠距離恋愛もアリだよねっていう。リチャード人形の元ネタは確かドラマCD

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