肌寒いけどね貴方の温もりはいらないの

眠るように死ぬのと死ぬように眠るのではどちらが悲しいか明白だろう

血の痕にも恋をした

私はとても残忍な匂いがする

彼女はとても優しい匂いがした

恋愛は殺人的で奇怪だ

愛されたいわけじゃないんだただここにいる存在証明みたいなもんが欲しいんだ

地球なんていつか爆発してしまう、私は君を忘れてしまうね

何をしても独りよがり

蔑むのもいいけれどそろそろ甘やかして殺してくれたっていいじゃないか

涙でも飲み干してもらおうか

舌でも切り落としてもらおうか

血でも吐き出してもらおうか

水中で葬って欲しい

死んでしまった私の後始末は誰がやりますか

心臓は眠いと悲鳴を上げる

予想よりも手遅れだった、何も始まってなどいないけれど私のなかでは手遅れだった

何度ももがいていたけどあたしがもがいた跡なんてどこにも残っていなかった

馬鹿の泣き顔

猫のようにすっと腕の中からすりぬけて

君に不釣合な親切は私の心を太らせてゆく





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