第1章
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確信したのは中学1年の夏。
暑い夕暮れだった。
でも背筋は凍り付いて、二度と戻れないと頬に涙が一粒、また一粒と零れる。

その人の背中を見つめると涙が溢れ出る。
一度も拭わない。拭うことができない。

戻れないことへの後悔か
愛おしい感情の高鳴りか

だって僕たちは血が繋がっているからね。
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