もしも立海テニス部員たちが将来こんな職業に就いてしまったら




○もしも真田が看護師になったら

最初は小児科に配属され子供達に散々いじめられながらも懸命に働く姿が彼らの心を動かし和解、その後色々あって涙のお別れ会などを経て翌年から老人ホーム専属の看護師として活躍。入居者の方々からは「息子に似ている」「趣味が合う」等と言われ可愛がられる。真田におんぶしてもらうのはおばあちゃん達の間でひそかなブームで、一ヶ月先まで予約が埋まっている。


○もしも幸村が歌手になったら

今話題の「男の娘」歌手として大ブレイク。しかし本人は「俺は男だ!」と至極真っ当ではあるがご法度な主張をツイッターでつぶやき事務所ともめた末に一時期芸能界から姿を消す。しかしある日突然普通の歌手として活動を再開し自ら全曲の作詞作曲を手掛けたアルバムはオリコン一位を獲得。公表されなかった騒動の詳細や「脱・男の娘」について週刊誌やネットで散々取り沙汰されたが熱狂的なファンによって掻き消された。


○もしも柳が漫画家になったら

姉の影響で幼い頃から愛読していた少女漫画を自分でも描いてみたいと思うようになり売れない漫画家のアシスタントとして修業を重ねる。生活費のためにやっているバイト先で真面目な態度を評価され正社員にと誘われるが漫画家になるという夢のためきっぱり断る。その後りぼんで賞をとった読み切りが掲載され人気が爆発し、連載がスタートして一年後にはアニメ化も決定した。最近の悩みは自分が原作者だと知らずに乾が自分の漫画の同人誌を描いていること。


○もしも赤也が花屋になったら

近所のケーキ屋の女の子に一目惚れしてしまいその向かいの花屋で働くようになる。ようやく仕事に慣れてきた頃ケーキ屋の子に彼氏がいたことが分かり意気消沈するが、花屋のおじさんに励まされ少しずつ立ち直る。気がつくと花にだいぶ詳しくなっており幸村に褒められてにこにこする。〈ちょっと珍しい花屋系男子〉として一部の女性の間で話題になるが本人は気づかないで「モテたいなあ」と思っている。


○もしもジャッカルが大工になったら

日本の木造建築の魅力にとりつかれ一年間独学で勉強したあと有名な棟梁に弟子入りしようとするが断られる。「弟子は取らない主義なんだよ」しかし諦めないジャッカルは雑用でもなんでもするからと食い下がりなんとか住み込みで働き始める。そこで棟梁に勤勉さや類い稀なる持久力等を見出だされ一番弟子となり大きな働きをした。夢はブラジルに自分の家を建てて家族と賑やかに暮らすこと。


○もしも柳生が店長になったら

某有名ファミレスに就職が決まり真面目に働くが客への対応が紳士すぎるので「あの紳士みたいな店員はなんなの」と地元で話題になる。その噂を聞き付けたローカルテレビの記者が取材に来ると瞬く間にそのファミレスは大繁盛し、本社から特別に表彰され店長に抜擢された。店長になってからも彼の紳士らしさはとどまる所を知らず、彼目当てにファミレスへ通う奥様も多い。同僚には陰でマダムキラーと呼ばれている。


○もしも丸井がディ○ニーに就職したら

子供の扱いには慣れているのでそつなく愛想よく仕事をこなす。「いってらっしゃい」が口癖になる。着ぐるみの中に入る人が急に来れなくなった時に代理でパレードに出たら天才的な才能を発揮し完璧にミッキーになりきった。それからはパレードやショーに出演するようになりミッキーの中の人として活躍。よく家族や友達を招待するが自分がミッキーだということは秘密。常にポップコーンかチュロスを食っている。


○もしも仁王が酪農家になったら

北海道の大きな牧場でのんびり暮らす。初めは乳搾りに苦労するが牛一頭一頭に名前をつけて可愛がっていたらいつのまにか上手になった。必然的にチーズやヨーグルトをよく食べるようになり体質も健康的に改善されつつある。牛の鳴きまねが衝撃的にうまくなるが披露する場がなくてちょっと残念。観光に来るお姉さん達にたくさん誘われるが「俺の恋人はハナちゃんだけじゃき」と言って最近生まれたばかりの子牛(ハナ)を自慢する。







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