R18
仕事もごたついて帰りも遅くなっているというのに、そこら辺のチンピラにラップバトルを仕掛けられて。気分が最悪だった。
家に帰るとおかえりなさいと笑顔で迎えてくれるういの腕を引いて、ベットに押し倒した。何か言いたげな唇を無理矢理塞いでいるのに、必死で応えようとしてくれる姿に少し機嫌が治る俺はどこまでも単純だ。
欲望のままにういの体が震えていて限界なのをわかっていながら、抵抗せずに俺にどこまでも身を預けてくれるういの体を揺すり続けた。
俺が満足するまで抱き続け、隣でベットに力なく沈むうい。優しく抱きしめながら腰をさすると、小さな掠れ気味の声で俺を呼んだ。
「無理させちまったな。ごめんな」
「大丈夫だよ。何かあったんでしょ?」
きっとういには何もかもお見通しなのだろう。
「私はずっとここにいるから、大丈夫だよ」
柔らかい手が俺の頭を撫でる。ういも狂っちまったのか。悔やんでも遅いし、もう戻れない所まで来てしまった。左馬刻くんとハッキリと呼んだその声に頭が痺れる。
「うい、ごめんな」
「左馬刻くんは最近謝ってばかりだね」
笑ってくれていないと私がここにいる意味わかんなくなっちゃうよと綺麗な瞳に涙が溜まっていく。無理矢理笑いながらごめんなとまた謝ってしまって、左馬刻くんはチグハグな事するねとういは小さく笑った。