遊戯「あ、今日お祭りやるみたいだよ」
十代「かき氷！」
遊馬「リンゴ飴！」
海馬「浴衣！」
遊戯「そうだ。確か浴衣あったよね？着て行こうか」
十代「やったあ！！」
城之内「しっかしよ…浴衣って、どう着るんだ？」
遊戯「大丈夫だよ。僕、着付けできるし」
アテム「さすが相棒！」
遊星「嫌な予感しかしない」
十代「偶然だなぁ、オレもだ」
遊馬「何がっすか？」
凌牙「危機感ゼロだぜ…」
遊戯「それじゃあ浴衣持ってくる」


十代「いやさ、遊戯さんでもさすがに…て思ったんだけどな。うん。まあ予想通りっちゃ予想通りだけどさ。うん」
遊星「何故女物が？」
遊戯「これしかなかったんだ、てへ」
アテム（全く反省が無い顔…）
遊星「オレは良いです」
十代「オレも」
遊戯「許さないよ？」
遊星「すいませんでした」
ヨハン「ふっふふーん」
十代「ヨハン、何してるんだ？」
ヨハン「髪飾り！十代に似合うと思って選んでたんだ」
十代「って、女物かよ！」
ヨハン「十代なら、似合うぜ」
十代「ヨハン…」
海馬「貴様にはこれを授けよう」
アテム「おまえの頭に刺さってた人参かよ！！もう一本も抜くな！！」
海馬「真っ赤な愛が詰まっている」
アテム「真っ赤な血しかついてない」
遊戯「良かったね！」
アテム「良くない！」
海馬「人参が不満なら、牛蒡を」
アテム「なんで牛蒡なんだ！！」
遊戯「十代くん、ピンク似合うね」
十代「そうっすか？」
遊戯「うん。じゃあ着付けするから…」
十代「ん？」
遊戯「脱いで」
十代「私に何する気！？」
遊戯「着付け」
アテム「何勝手に浴衣着させてる！」
海馬「帯を引いて…」
アテム「ああ！おやめください！」
海馬「よいではないか！よいではないか！」
アテム「あぁああれぇぇぇえ」
十代「どうしよう馬鹿がいる」
遊戯「君もね」
十代「え？」
遊星「早くしないと祭り行けませんよ」

みんなの着付けが終わりました

ヨハン「髪上げると可愛い！！十代可愛い！！」
十代「恥ずかしいだけだっつの…」
ジャック「なかなか…良い」
遊星「ジロジロみるな…」
遊馬「は、肺がっ…圧迫されるぜ…」
凌牙「……」
アテム「あー、あーあー」
遊戯「何してるの？」
アテム「呼吸混乱中」
遊戯「よし死ねば良い」
アテム「え？」
海馬「夜か！行くぞ！」


ヨハン「夜だと人が多いな」
十代「ヨハンー」
ヨハン「なんだ？」
十代「手、繋いでいーか？はぐれたらやだし」
ヨハン「じゅ、十代！もちろんだぜ！」
遊馬「良いなあ」
凌牙「してやんねーぞ」
遊馬「なんで！？」
城之内「遊戯たちも手、繋ぐか？」
遊戯「もちろん！」
アテム「もちっ…ちょ、相棒っっ！手を抓るなあああっっ痛いいたい！！」
城之内「おい？」
遊戯「ううん。なんでもないよ」
アテム「ぐっ…」
遊星「まあまあ…」
十代「何すっかなー！あ、遊馬！射的やろうぜ！！」
遊馬「負けねー！！」
十代「ふふん。オレに勝てるかなあー」
ヨハン「どうするか。花火大会がやるまで各自分かれるか？」
遊戯「そうだね…」
アテム「これ完璧海馬とじゃね？」
遊戯「楽しんでおいで」
海馬「ありがとう」
アテム「おい」
ジャック「確か花火がうちあがるのは八時だったな」
遊星「今は六時だから…二時間後、神社の社前に集合で良いか？」
遊戯「了解。何かあったら電話して」
十代「よっしゃあ！ヨハン！端から順にやってこうぜ！」
ヨハン「よし来た！」
城之内「元気だなあ」
遊戯「かき氷食べに行かない？」
城之内「おう！」
遊馬「タコ焼き食べる！」
凌牙「殴っていいか？」
遊馬「え、なんで」
ジャック「金魚すくいでもやるか？それとも何か食うか？」
遊星「どっちでも良い。ジャックが行きたいところで」
ジャック「じゃあ遊星の中」
遊星「次言ったらバイクでひくぞ」
アテム「仕方ない。海馬、エネコンでも発動して一人で遊んでろ」
海馬「貴様も道ずれだああああ！」
アテム「そんなバナナああああ！」

城之内「なんか後ろから奇声が」
遊戯「無視だよ無視」