聖夜前夜





遊星「雪降ってますね」
遊戯「そういえば、今日はイブだったね。テレビじゃどこもクリスマスだよ」
アテム「炬燵ぬくぬく」
ジャック「動きたくない」
遊星「動け」
遊馬「すっげぇ積もってる!なあっ、雪だるま作ろうぜ!」
凌牙「……」
遊馬「なんだよ?」
凌牙「犬は庭かけ回り…」
遊馬「誰が犬だよ!!」
遊戯「十代くん、今頃個室かな。死んでるかもね…お墓の準備しないと」
城之内「ヨハンも自分の部屋で寝てるし、海馬はモクバに頼んで家帰ったしな」
ジャック「……静かだな」
遊戯「静かだね」
遊馬「クリスマスイブなのに」
凌牙「雪の上にでも寝転がれよ」
遊馬「風邪引くだろ!」
凌牙「まさか。お前が引くわけねー」
遊馬「馬鹿だと言いたいのかよ!」
遊星「まぁまぁ、だけどこの積もり、落ちても痛くなさそうだな……落ち………」
ジャック「どうした?」
遊星「…俺としたことが」だっ
城之内「お、おい!?」
遊戯「行ってみよう」



アテム「彼が隔離されてる部屋?」
遊戯「まさか、死んだのを確かめるの!?」
城之内「不吉なこと言うなって」
遊星「開けますよ」ばん
遊馬「あ、あれ?十代さーん?」
ジャック「いないな」
凌牙「窓が開いてるぜ」
遊星「やっぱり…!」
遊戯「雪だから、飛び降りて脱走したんだね。降りたあとがあるよ」
アテム「なんでガッカリした顔をしているんだ?」
遊戯「血が、ない」
アテム「!?」
遊馬「ど、どうするんだ?」
遊星「彼が何処にいったかはわかります」
遊馬「え?」
遊戯「ん、階段見つめてどうし…」
十代「あ」
遊馬「あ」
遊星「やっぱり。ヨハンさんに会いに来たんですね」
十代「う…」
遊星「部屋から出たら、ここの部屋は音がなるのですぐに脱走したってバレますけど、窓から抜けて、風呂場の窓とかから入れば気付かれませんからね」
ジャック「これは刑事ドラマか?」
遊戯「探偵みたいだね」
遊馬「見た目は子供の?」
凌牙「番組ちげぇよ」
十代「だって!イブなのに、ヨハンとイチャイチャできないなんて耐えられなかったんだ…!」
遊馬「なんか太陽に吠えちまえの曲が流れてる」
凌牙「まだ産まれてねーだろ」
遊星「観念して部屋に戻ってください。元はといえば貴方が…」
十代「っち」
遊馬「え、舌打ち?」
十代「素直にしたがってやれば。こういうのは割に合わん」
遊星「十代さ…」
十代「誰に口を聞いてるんだ。この愚民が」
遊戯「説明しよう!実は十代くんには別人格があるんだ!」
遊馬「なんですかその厨二な感じ!」
城之内「いつからこのアニメは厨二になったんだ!?」
凌牙「失礼だろ」
ヨハン「おはよー。なんか良く寝たぜ」
遊馬「ヨハンさん!」
十代「ヨハン!」
ヨハン「お、十代どしたー?俺に抱きついたりして。今まで布団入ってたから暖かいだろーあははは」
遊馬(危機感ゼロ…!)
アテム「爽やか過ぎるぜ…!」
ジャック「なんだ。もう刑事ドラマは終わったのか。つまらん」
城之内「以外に刑事ドラマ好きだったのかよ…」
ヨハン「そういえば今日ってイブだったよな!なにかお願い事しようぜ」
十代「ヨハンと一緒にいるー」
遊戯「まぁた騒がしくなったね。リア充爆発しろ」
アテム「滅亡してしまえばいいぜ」
遊戯「君も土に帰れば良いのに」
アテム「AIBO…」
遊星「せっかくイブですし、何かご馳走でも作ります…十代さんは、クリスマスが終わったらまた隔離ですからね」
十代「……」
遊星「目が黄色いんですが」
遊馬「し、仕方ないですよ!」
十代「黙れちんちくりん」
遊馬「ちんちく…!?」
凌牙「ぷっ」
遊馬「笑うな!」
ヨハン「十代?」
十代「なんでもないぜ!明日は、クリスマスだし楽しもうな!」
ヨハン「ああ!外、雪が降ってるみたいだし雪だるまつくりに行こうぜ!」
十代「おう!」
遊星「また面倒に…」
遊戯「もう一人の十代くんとは気が合いそうだな」
アテム「AIBOぉぉおおおお!!」
ジャック「あれどうするんだ」
遊星「むしろ、どうすれば良いんだ…とりあえず、夕飯の買い出しに手伝ってくれ」
ジャック「足が」
遊星「働けニート」
遊馬「あ、明日…か」
凌牙「?」


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