バイトと家事おやじ





遊星「いきなりですが、バイトを始めようと思います」
ジャック「な、なん、だと…?」
十代「がたがたがた」
遊馬「どど、どっ、どっ」
アテム「なぜなんだ!!」
遊星「何大げさに震えてるんですか…」
遊戯「君はバイト禁止!」
遊星「え?」
ヨハン「家事とか誰がやるんだよ!」
遊星「それぐらい自分たちでやってください!」
遊馬「はっ!これも花嫁修行ってやつか?そうなのか!?」
凌牙「おまえには無理だな」
遊馬「なんで決めつけるんだよ!」
遊戯「でも良いの?僕たちに家事任せて、大惨事起こせば後片付けは君の役目だよ?」
遊星「自分で分かってるんですね…。やれる家事はやっておくので、それ他はやってください」
城之内「やれる家事か…」
ジャック「掃除」
遊星「掃除したら余計汚れてなかったか?」
海馬「ふぅん、仕方あるまい。家事は俺がやってやろう!」
ヨハン「君じゃなければサインを貰うとこだが!」
海馬「馬鹿にしているのか?」
ヨハン「いえ」
遊馬「シャークは何する?あ、洗濯干すぐらいならできるぜ!」
凌牙「届くのか?」
遊馬「届く!」
凌牙「昨日、タンスの上にあるデッキとれなかったのにか?」
遊馬「届くって!昨日のは別に」
アストラル『君は巷でいうチビなのか?』
遊馬「チビじゃねー!」
遊戯「最近遊馬くん、まるで誰か知らない人と話してるよね。病院に連れて行ったほうが良いかな」
十代「…」
遊馬「あっ、十代さんって料理出来ましたよね、確か!」
十代「一応なー」
遊星「ジャガイモの皮剥けなかったのにですか?」
十代「それとこれとは別」
遊星「別じゃないですよ」
遊戯「じゃ、料理は十代くんで。洗濯らは僕ら回して、干す取り込むは遊馬くんたちで。あとは掃除」
ヨハン「俺、花壇の水やりやるぜ!」
遊戯「じゃそれで。一日中蟻とか眺めないでね」
ヨハン「駄目なのか!?」
遊戯「なんなら蟻地獄にでも落ちれば良いんじゃないかな。生還して来なくていいよ全然!」
ヨハン「蟻さんに埋もれるならいいな!」
十代「うわああぁ早まるなヨハああああぁあン」
城之内「っても、なんでバイトなんてはじめたんだよ?」
遊星「ここの家のお金の貯金が、そろそろ尽きそうなんですよ。あなたたち馬鹿のせいで」
遊馬「相当お怒りのご様子」十代「すいませんでした」
遊星「なので、少しでも養うためにバイトするんです」
遊戯「じゃ、ニートとかニートとかニートもバイトだね」
ジャック「なぜ俺をみる」
ヨハン「んじゃ、俺もバイト探すっかな」
凌牙「俺も探す」
遊馬「え!?」
十代「俺たちは!?」
ヨハン「なぁに言ってるんだよ!旦那は仕事行って」
凌牙「おまえは家事だろ」
遊馬「しゃ、シャーク…!」
十代「待ってるから…!」
遊戯「何言いようにまとめてるんだか」
アテム「とりあえず、家事は俺たちで頑張ろうぜ」
城之内「俺もバイトするかー」

遊星(まだ貯金はあるんだが、家事から解放されるならまぁいいか)


ただの策略家遊星。


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