「うーん…どっちにしよう……」
「どっちでもよくない?そんなことより洋服見に行「馬鹿野郎!どっちでも言い訳あるか!この選択でお前に満足してもらえなくなるかもしれないんだぞ!」
「大袈裟だよ…フライパンくらいで。そしてそういうセリフはお外では大声で言わないで。恥ずかしいから」
「はぁ?変な雪男だな。卵焼き機くらいで」
「…ごめん。僕が悪かったから早く買ってお昼食べに行こう?なんならどっちも買っていいから」
「だめ。どっちかにする」
「?、どうして?」
「雪男は俺を甘やかしてるつもりかもしれないけど俺は今こうやって悩んでることが楽しいの」
「あぁ、なるほど…」
「ん。じゃあ青い方にする。かわいいし」
「はい。かしこまりました」
「んじゃ昼飯にすっか!ハンバーグとオムライスどっちにすっかなー」
「くす。どっちも頼んだらいいんじゃないの?」
「!、そっか!だよな! 」
「あ、そこは遠慮なくいく感じなんだ」
ーーーーーー
「燐、他に欲しい物はある?」
「……………洗剤?」
「洗剤かぁ。確かに毎日使うし必要だねぇそうじゃなくて。服とか靴はいいのかって話!せっかく人気のショッピングモールに来たのに日用品ばかり見てる気がするんだけど?」
「えー…服も靴もそんなに必要ねぇよ…今の分で十分」
「若いのになんて色気もへったくれもない…」
「うっせー色気なんていらねぇよ」
「僕は欲しいなぁ。燐に色気」
「い、いらねぇって…!そもそもセンスがねぇし」
「あ、じゃあ今日だけ僕の着せ替え人形になってくれない?」
「は?」
「僕が燐のために全部選ぶの。服とか靴とか小物とか」
「え、えぇぇ…」
「だめ?」
「だ…めってわけじゃねぇけど…」
「じゃあ決まり。こっちおいで。さっき通ったお店のシャツが燐にとても似合いそうだったんだ」
「お、おい!?」
「文句は帰ってからね。ほら早く」
「っおい、こらばか引っ張るな!」
「あとでフードプロセッサー買ってあげるから」
「!!!、…約束だかんな」
「はい。もちろん」
(ちょろい)
拍手ありがとうございました!
おまけ
「っきいてない!聞いてないぞ雪男!!」
「んーなにが?」
「なにがじゃねぇ!俺はこんな着せ替え人形になるつもりはねぇぞ!!」
「えー、さっきなるって「い っ て ね え」
「そうだっけ?」
「もー…帰る」
「待って。まだだめ」
「帰る!!」
「だーめ。あんまり言うこと聞かないとこのまま試着室に閉じ込めちゃうよ?」
「は…!?まじか…」
「七割本気」
「微妙な怖さだな…」
「わかったらはい。次はこっちのパンツ」
「やーだー…うう」
「今だけ。今日だけ!お願い?」
「お前…覚えてろよ!!」
「うん。楽しみにしてる」
(そのうち吠え面かいても知らないんだからな!)
ちょろすぎ燐ちゃん笑