※R18の表現がございます!お気を付けください。
*二十五歳雪男と燐
「今日の昼は何にすっかなー…昨日はパスタだったしなー。んぉ、タマゴが結構あんな…うし。オムライスにしよ」
「(かわいい…)」
「野菜まだあったかなー?きゅうりとトマトがあれば…んー、いける!足りる」
「(なるほど一人になると独り言が多くなるのはこのせいか…)」
「付け合わせのサラダは良いとしてスープは、っと…うぉおお雪男っ」
「ふふ、やっと気付いた」
「おま…おまえいつからそこに…!」
「んー、最初から?」
「うあー…もう気配消してまで見てんじゃねぇよバカ!」
「あれバレた?」
「ほんっとシュミわりぃ!」
「まぁまぁ、そんなに怒らないでよ。かわいいな、って思って見てただけだから。ちゅっ」
「こら。今朝雪男に怒られたばっかだろ。ちったぁ反省しなさい」
「ん?そうだったかな…」
「ほーんといい性格してんなー…」
「ありがとう」
「褒めてねーよ」
「ぷ。ありがとう。ちゅっ」
「んっ、めだって…昼飯!」
「まだお昼前だよ?」
「りんだっているんだぞ…!」
「大丈夫。今はぐっすりおやすみタイムです」
「うぐ…大人のくせに」
「大人は欲張りなんだよ。知らない?」
「しらねーよ…」
「じゃあ知っておいて下さい」
「うぁ、…こらっ」
「まだなにか?」
「なにかじゃねぇ!服に手入れんな!」
「あ、もしかして触らずにイきたかった?案外マニアックだなぁ」
「んなわけねぇだろこのバカ!!」
「まぁまぁ、そのうち自分から触ってって言えるようにしてあげるから…僕に任せて」
「や、だって…雪男…!んっ」
「わー、敏感でかわいい」
「…る、さ…っ」
「兄さんはどこでも感じちゃうんだもんね?ほら…」
「ひぐ、ぁ…あっ」
「まだ、でしょ?」
「こんの…っ」
「もしかしてキッチンでは初めて?」
「ん、な…っなに」
「あ、図星。ふふ…」
「するわけねぇだろ…バカか!」
「雪くんともあろうものがキッチンは未プレイとは…有難いね」
「ぅあ、なに…?雪男?」
「ううん、なんでもないよ。ちゅっ」
「ん…は…」
「…もっとやらしくなってよ?」
「や、…やだ…っ」
「いいのに…ちゅっ」
「め…だって何回も…いってんのにっ」
「涙目かわいいね…いじめたくなるからあんまりしないで?」
「し、てない…!」
「わ…それわざとじゃないとしたらズルいよ」
「んぅ…ぅ、そこ…だめ」
「そこって?」
「!、おま…ぇ…なっ」
「言えたらやめてあげるよ…?」
「ざけんな…!あ、あ…?」
「かわいい…かわいいね兄さん。ちゅっ」
「そ、そんなんでほだされると思うな…よバカ…」
「どうして?ほだされてよ…かわいい弟の頼みも聞いてくれないの?」
「今はお前のが上だろ…んっ、ふ」
「そうだったね…今の兄さんは少し小さくてすごくかわいい」
「なに…俺ってでっかくなってかわいくなくなんの?」
「ううん、ものすごくかわいいよ」
「あー…さいですか…身長は?」
「ひみつ」
「っ、ぁ…ごまかすな…よ」
「だーめ。教えたら面白くないでしょ?」
「…まー、そうだけど…」
「兄さんがかわいいことは揺るぎないから安心して?」
「お前それなんかよくわかんねーけど悪化してね…?いや、まぁ…いいけど…」
「おっと、こんなにしゃべり過ぎるつもりなかったんだった」
「あ、こら…だから急すぎるってば…っ」
「急だけどちゃんと気持ち良いでしょ?」
「…、否定はしねぇけど」
「ふふ、よかった…ちゅ」