もしも家の姉さんが噴水に飛び込んだら
もしもシリーズ2の@です。
燐♀、雪男は姉さん呼び設定です。
もしもシリーズは本当にただの"もしも"妄想です。
苦手な方はご注意下さいませ。










「姉さんその後の具合は?」

「最悪だ‥」

「全く‥この時期に学園の噴水に飛び込むなんて男子生徒でもしないよ」

「猫が溺れてたんだ‥げほっ」

「まぁ、結果見事に風邪を引いたわけだけど」

「うるさい‥どうせバカですよーだ‥」

「バカだなんて言ってないよ。でも無茶だ」

「う‥」

「そんなに僕に心配をかけたかったのかな?ん?」

「‥ごめん。ずび」

「説教はまた今度。今は薬飲んで寝て?」

「ん‥、がっこーは?」

「今日はだーめ。連絡は僕が入れておくから」

「‥さんきゅ」

「また後で様子見にくるから。それまで寝てて」

「‥んー‥」



――――――――

コンコン、ガチャ



「姉さんご飯どうす―‥」

「‥は、うー‥」

「目に毒だな‥にしてもすごい汗」

「んー‥ん?」

「あ、起きた?」

「ゆーきお‥?」

「うん。汗すごいから拭くね。起きれる?」

「ん?‥うん。んしょ‥」

「きつい?」

「きつーい‥ぐらぐらする」

「じゃあこっちにもたれてて。はい失礼」

「うう‥ん、ちょっ?」

「ん?」

「なに、ぬがしてる‥んだ」

「汗拭いて着替えなきゃ寒いよ?それとも自分一人で出来る?」

「んー‥、ん?なに?」

「微妙に聞こえてないね‥うーん、すぐ終わるから我慢して」

「こらぁ、みるなへんたい‥ふぇっくしゅ」

「ああほら既に上ぐっしょりだから‥はい腕上げて」

「やだやだ‥だめ‥ふぇ」

「わかったわかった‥じゃあ後ろからならいい?」

「ん。‥ぐす」

「元気になった姉さんが忘れてることを願うよ‥」

「んっ、なに‥?」

「なんでも。ていうかノーブラはさすがにキツイんですけど」

「?」

「はぁ‥あのね姉さん」

「んぁ‥みみもとはくすぐったいぞ〜あはは」

「人の理性を紙切れ扱いしないでくれる?そんな態度ばっかり取ってると‥」

「‥!っや‥んぁっ」

「いたずらしたくなるでしょ?」

「や‥それやだ‥あっ」

「どれ?‥ちゅ」

「っぅ‥くびとか‥‥むね、とかさわるな」

「やなの?」

「や!もぉばか‥っうえ」

「熱で涙腺緩いね‥ごめんごめん」

「ぐす‥、ばか」

「でもね姉さん、許嫁同士はえっちなことしてもいいんだよ?」

「‥‥しないもん」

「耳までまっかっかですよ」

「うるさい‥」

「はいTシャツかぶって」

「ん‥ぷ」

「さて、下どうする?」

「‥‥ひとりででき」
「手伝ってあげるよ」

「ひ!?」

「‥えーと、下着はこれでいいのかな?」

「おま、ちょ‥やめろ」

「パンツ姿なんてしょっちゅう晒してるくせに何を今更恥じらってるの」

「かんけーない‥っ」

「‥もしかしてパンツまでびしょ濡れなの姉さん?」

「ひ、いうな‥やだぁ」

「ほらほら泣かないの。ちゅ」

「だれの、せい‥!」

「でも図星でしょ‥ねぇ?」

「う‥うぅ」

「ずっとこのまま眺めてたいなぁ」

「う、も‥はやくしろっ」

「その言い方いいね‥そそる」

「〜〜〜‥きらいだ」

「僕は好きだよ‥ちゅっ」

「ふむ、ん〜ん〜っ!」

「ちゅむ‥っ、はい終わり」

「‥は、っはぁ」

「お疲れさまでした」

「この、へんったい‥」

「舌足らずな姉さんもいいね」

「もーやだ‥ばか」

「冗談はここまでにして」

「じょーだんて‥」

「良い顔色になってきた。‥少しだけ眠くなるよ」

「ん‥、なんのまほうだ」

「姉さんにだけ使えるとっておきです‥」

「ぽかぽか、してきた‥」

「うん‥。あともう一眠りしたらご飯にしようね」

「ん‥うん‥」

「おやすみなさい‥ちゅ」


(君にしか使わない魔法)




「へっくしゅ‥あれ、風邪かな」



許嫁要素だいたい無くなりました‥ぐは
人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -