「ゆーきーおー。玄関の電球がよー、ってお?」
「すぅ、すー…」
「寝てやんの。ったく、床で寝るなって普段俺には散々怒るくせにこの眼鏡……っ」
「すー、すー…」
「…疲れてんの?お前?すっげ寝汗」
「んん…うるさいにいさん……」
「は?うるさくしてねぇだー…寝言?」
「すー…すぅ」
「ったく、お前の中の俺像は一体何歳で止まってんだよ…ちゅ」
「…すー、すや」
「汗。ぷふ、かわい…ちゅ…ちゅっ」
「ん…?あ…にいさん?」
「寝るならベッド。な?」
「んん。大丈夫…おきる」
「いいって疲れてんだろ?寝とけ」
「うん。大丈夫」
「…雪男、あーん」
「ん?あー…、!」
「っちゅ、ちゅ」
「ん、ふ……」
「…、っは……んっ」
「…ちゅ、ちゅっ」
「…ちゅ!ん。ベッド行く?」
「………いく」
「素直でよろしい。でもお前唾液と寝汗でベトベトだからちょっと待ってな」
「ん、ありがと」
「ふは、まだ寝ボケてんだろ?」
「?」
「ゆるゆるなのもいいけどちゃんと寝ろ。飯出来たら起こしにくるから」
「うん…、ふぁ」
「よしよし。ぶふ、ほんとゆるいな〜。クラスの女子が見たらぶっ倒れるぞ。よし。キレイになった寝ていいぞ、っておい…」
「すー、…すぅ」
「座って寝るな!ったくしょーがねーな。んしょ」
「ぐー…すー」
「熟睡って…珍しいな。ふは、かわい。ちゅっ」
「ん…、すぅ」
「おやすみ雪男。ちゅ、ちゅ」
(お前が安心出来る場所がここならそれで)