勉強疲れ(バクラ)



ある日のこと。


テストが近いので、私は重い頭を抱えながらしぶしぶ机にかじりついていた。


「ふ〜……勉強疲れた……
ずっと座ってたから腰が痛いよ……うぅ〜ん……」

「…………」


ベッドにくつろきながら本を読んでいるバクラは、涼しい顔で私のぼやきをスルーしている。


「痛い痛い……
あ〜ん腰がこって痛いよ〜〜〜!!
揉みほぐしたいマッサージ機ほしい〜〜!」

「うるせえ!!!
ちったあ静かに勉強できねーのか!!!」

「ごめん……
バクラもこれじゃつまんないよね」

「チッ……、休日でオレ様が来てやったってのに、てめえが勉強してえ、でも一緒に居てえっつーから仕方なく部屋に居てやってんだろうが!!

さっさと勉強とやらを終わらせな!!」

「ごめんね……
うぅ、でも腰が痛くて集中できないんだもん……
ああ〜普段からもっとちゃんと勉強しておけば良かった……

腰が痛い……」

「あ〜〜もううるせえんだよ!!!!
そんなに腰が痛ェならオレ様がこうしてやるよ!!」

「えっちょっ―――」


ぐいっ!

ガッ!!!


「あだ!! やややや!!!
いたたたた〜〜〜!! 痛い!!!
あああちょっバクラあああ!!!!!
腰踏まないで!! ぎゃあああ!!!!」

「ヒャハハハハハ!!!!
マッサージだよ……!!!
これならコリもほぐれんだろ!!!!
ヒャハハハハハ!!!」


ぐりぐりぐりぐり


「やあぁぁっバクラぁぁっ!!
ちょっ、なんか変な音してるぅ
足で腰ぐりぐりしちゃダメぇぇあうっ!!!
あああああっ」

「ヒャハハハハハ!!!!!」

バクラは床に突っ伏した私の腰を足で踏みつけ、ぐりぐりとひたすら攻め続けるのだった!!


「あああっダメぇぇっっ

あっ……うん……っ?
でっ、でもなんかっ……ややややっ
これはこれでっっ……あがががっ

なかなか……っ、気持ちいいかも……っ」


ぐりぐりぐりぐり


「いいっ!! そこっ!!! いたたたたっ

いや……痛いけど……、っんんんんっ
ほぐれる……っ!!!!」

「ヒャハハハハハ!!!!!!」

「いたたたたたっ!!!! あだっ!!!
強すぎっ!!! やややや〜っ!!!」

「ハハハハハハ!!!!!」


バクラの容赦ない腰責めによりしゃっきりとしたおかげで、私はそのあと何とか勉強を終わらせたのでした!!





(ら、乱暴だけどこの手並み……さすがバクラ!!!
また腰痛くなったら踏んでね……!!)

(ああ…踏みつけて見下してたっぷりと罵ってやるよ……!)

(えっ嬉しい!!
……いや、違う! そうじゃなくて……
あ、嫌ってわけでも……
え、ああぁ違う! あ〜〜私もう!!)



END


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