2.5

※盗賊王×夢主の性描写です。R18。
もしあのあと性的な関係になだれ込んでしまったら、というIF。
互いにテンション高めで若干キャラ崩壊してます。




「……やっぱやめだ。
ま、無駄にイチャつくのも悪くはねえけどな」

「っ……!?」

唐突に宣告される不穏な言葉。

盗賊王バクラは、後ろから私の胸を緩くまさぐっていた手に力をこめ、いきなりブラジャーの下に強引に潜りこませてきた。

「ゃ、」

ビクリと体を震わせたのも束の間、膨らみに直に触れた彼の指が、既に屹立した先端を押し潰す。

たちまち全身に広がる悦。

覚えの早い盗賊王は慣れた手つきでブラのホックを外し、そのまま膨らみを強引に揉みしだいた。

「ぁ、待って、そんな、」

展開についていけない私が漏らした声は黙殺され、かわりに下肢へと伸ばされたもう一方の手が、服の上から目的の場所を探る。

何が起こるか気付いた瞬間、お腹を撫でた人肌が下着の中に滑りこんで、熱を孕んだ急所をぬるりとなぞりあげた。

「ッッッ……!!」

声にならない声が喉を震わせる。
どっと染み出した欲望そのものが彼の指を濡らし、とっくに潤んだ体の芯が恍惚に喘いでいた。

「やっぱこういう方がしっくり来るだろ? オマエにとってはよ」

からかうように吐き出される声。
私を背後から拘束するように、抱き締めたままのバクラ。

彼はそのまま潤みを指で往復させ、くちゅりと中に沈ませてきた。

「あ、ゃ、……んっ、あぁ……っ!!」

一番敏感な芽を指先で押し潰されながら、弄ばれる秘所。

胸を揉みしだかれて、身体の中心を指で押し広げられる。

未だ下半身はコタツの中にあるにも関わらず、くちゅくちゅという淫靡な水音が聞こえてくる気がして、私は控えめに抵抗の意を示した。

「や、だめ……、バクラさ、バクラ……っ」

「何が駄目なんだよ……?
滅茶苦茶濡れてんじゃねえか。
安心しな、ちゃんと最後まで可愛がってやるからよ」

耳元でそう囁く彼は、私を解放する気などさらさらないというように腕に力をこめ、こちらの身動きを封じている。

「ぁ、や、や、あ……っ!!」

あられもない声が勝手に喉から漏れる。

泉に沈んだバクラの指は、中を往復し、やがて一部分をぐりぐりと擦り始めた。

「あ、やぁ……っ! そこ、や、だめ……!!」

まるで脳内のスイッチを押したように、快楽物質が迸り、全身を駆け巡って行く。

「ヒャハハ……! オマエのイイとこなんざ、とっくに把握済みなんだよ!」

面白そうに嗤った盗賊王が、耳朶を噛み、指先で乳首をきつく摘みあげた。

「や……、や、ぁだ……!! あ、ぁ……!」

全身から力が抜け、体を丸ごと背後のバクラに預けてしまう私。
そんな私を支えながら、彼の指はナカの弱い部分を繰り返し刺激していく。

膨らみ続ける欲が、蜜を垂らしてバクラの指をただぎゅうぎゅうと締め付けていた。

「イっちまえよ、ゆめ……!」

名前を呼ばれ、潤みの中をぐちゃぐちゃに掻き回されれば、もはや切れ切れに嬌声を吐き出すことしか出来なかった。

ちゃぷちゃぷと音を立てて、バクラの指を呑み込む秘所。
焼ききれる理性。

「バクラ、だめ、本当に、ぁ、……っちゃう、あ、や、」

「イケよ……!
イってドロドロになったところにブチ込んでやるからよ……! ゆめ!」

嘲笑うような声は、どこまでも『バクラ』だった。

『バクラ』を欲する部分が、執拗に指で犯され、切なく収縮していく。

そして。

「……や、ぁ、あ……っ!!
イっ、あ、あ……!!

――ッッ、あ、ああぁぁぁっん!!!」

ビクリと痙攣する四肢。

強烈な快感の波が脳内を真っ白に染め、すべてを押し流した。


「……ぁ……、あ…………」

絶頂の余韻がビク、ビクと後を引き、バクラの指を締め付ける。

涙は勝手にこぼれ、浅い呼吸が口から漏れていた。

「本当エロいな、オマエ」

クククと嗤う彼は、私の痴態を見て何を思うのだろうか……?

だが、そんな答えの出ない思考はあっさりと打ち切られる。
バクラは、互いに狭いコタツの中に入りながらも、私の下着を器用に脚から抜き取り私の腰を掴んで来るではないか。

達したばかりでぼんやりとしつつも、何が起こるかは薄々と気付いている。

「バクラ……、ぁ……」

ベッドに行こう、と言いたかった。

けれど血気盛んな盗賊王は、こちらの提案よりも先に私の体を振り向かせると、誘うように軽く唇を重ねてきた。

そして提示された、卑猥な要求。

「跨って来いよ」

言うが早いか、私の体は盗賊バクラの下半身に馬乗りになるように乗せられ、脚を強引に開かれた。

いつの間にか下腹部の衣服を寛げた彼の分身が目に入り、言葉を失うも束の間――
両手で腰を掴まれ、強引に彼の方へ引きずり込まれる。

跨って来いも何も、これでは体制が違うだけでいつもと同じではないか。

私に決定権はないし、事実、蜜の溢れる潤みにバクラのモノが触れた瞬間……、両手に力を込めた彼によって、ずずずと杭があっくなく体内に沈み始めたのだから。

「ゃ、あ……っ!!」

達したばかりの部分から、甘い陶酔感が広がる。
意志とは関係なくたやすく侵入を許してしまう、ぬかるんだ入口。

膝に力が入らなくなって重力に身を委ねれば、あとは勝手にバクラ自身が奥まで挿さり込んだのだった。

「あ……、バクラ、ぅ、」

向かい合って彼の上に座り込む形になり、物理的に杭で固定されてしまった体。

行き場を失い、バクラに密着して縫い付けられた部分から伝わる体温が、私の心臓をどこまでも炙って溶かしてしまうような気がした。

「ハッ……、溶けてるぜ、オマエの中」

紡がれた言葉の後には、律動より先に、唇が寄せられた。

「んっ……、」

噛み付くように塞がれた唇。
まるでそうすることが当たり前のように目を閉じれば、生温い舌が歯列を割り、絡み合った。

「ん、ん……っ」

これは愛情表現ではないのかと誤解してしまいそうなほど、熱く、甘い口付け。

胸を掻き毟られるような気持ちに急かされるがまま、彼の首筋に腕を回す。
すぐさま応えるように、背中に回し返された腕。

背中を撫でられながら、ちゅ、ちゅ……と音を立てて吸われる唇。

呼吸困難になってたまらず息をつけば、不意に繋がった部分をずんと下から突き上げられた。

「あ、ッ……!」

息が止まる。
そのまま、ずぶ、ずぶと何度か突き上げられれば、思わず閉じた瞼の裏がチカチカと明滅し、あられもない声が漏れた。

「や、バクラ……、ぁ、んっ!!
……あっ、や、あ、あ、あん……っ!!!」

抱き締められる形で体を支えられながら、始まる律動。

バクラの力強い突き上げはまさに犯されるという感じそのもので、私のナカを押し広げるように嬲り始めた。

「ゃ、ん、無理、あ、あっ、バクラ、あっ」

「自分で腰動かしてみな、ゆめ……!
気持ちイイところに当たるよう動いて、もっと喘げよ……!」

嘲笑うような、それでいて熱っぽく欲望の滲んだ盗賊王の声が、鼓膜を震わせる。

私は言われるがまま膝に力を込め、動きを止めた彼の代わりに、ゆっくりと腰を上下させてみた。

「ん、ん……っ!」

自分の下腹部を往復するバクラの硬いモノ。
一旦腰を上げ、それから恐る恐る腰を深く落として行けば奥に当たる感触がして、思わず息を呑んだ。

「……や、ぁ……!」

自分から快感を――バクラを求めるような動きに、羞恥で頭が溶けそうになる。

顔を彼の肩に埋めてぬるく腰を上下させ続ければ、心地良い快楽が脳髄を刺激し、幸福感が胸を満たした。

「ん、バクラ、ぁ……っ
好き、す、き……」

ああ、と軽く声を発したバクラの両手が、背中を滑ってお尻へと降りていく。

「どう、かな、あっ……、これ、ん……っ」

どこまでも淫らな息を吐いて快楽を求めつつも、彼が同じように気持ち良さを感じているか不安になり問い掛けてみた。

体を少しだけ離して彼の顔を伺えば、紫がかった双眼と視線が重なる。

きゅ、と締め付けられた心臓は、肉体的な悦楽だけから来るものではない。
言葉に出来ない、形のない熱情――圧倒的な思慕によるものだ。

「ゆめ」

私を呼ぶ声がいつもより甘い気がするのは、私が性的な熱に浮かされているからだろうか?

「バクラ……」

「悪くはねえぜ。だが……ぬるいんだよ」

「っ、あ!!!!」

再び下から突き上げられる衝撃。
思わず声を上げ、身悶えた。

「あ、あ、待って、バクラ、ぁ……!!!」

お尻の肉を強く掴まれ、まるでそのためだけに作られた玩具のように、ずん、ずんと嬲られ始める結合部。

「っヒャハハ、こういう方がいいだろ? オマエもよ……!
オレ様に合わせて動いて来いよ、ゆめ!」

「んっ……!! あっ、そんな、ん……!!
や、無理、ぁ、脚に、力、ぁ、入んな、あぁっ……!」

下半身を固定されて激しく突き上げられば、上半身がバランスを失ってがくがくと揺れた。

必死に脚で体を支えようとするもほとんど意味はなく、私は喘ぎながら夢中でバクラの首筋に縋り付いて顔を埋めることしか出来なくなってしまう。

「チッ、強く抱きつかれると動きにくいんだよ……!」

しゃーねーな、と漏れた声の直後、体を持ち上げられたような感覚に襲われ、すぐさま背中から床に組み伏せられた。

肌に触れたふさふさとした感触は、コタツの下に広く敷いていたラグマットだ。

ここが冷たいフローリングの床でなかったことに安堵した私は、再び彼と唇を重ねたくなって縋り付いた腕の力を緩めた。

「バ、……ん!」

私の希望を汲み取ったのか、バクラが躊躇なく上から唇を塞いで来た。
嬉しさが胸を支配する。

嘲笑われて詰られながら見下され、ただきつく犯されるのも嬉しいが、覆い被さられて情熱的に唇を奪われるのもたまらなく好きだ、と思う。

彼にしたらキスなど、ただ一連の行為の中に組み込まれているというだけの、特別意味の無い行為なのかもしれないけど。

「ん、ん……っ」

ゆるゆると、ごくぬるく身体を揺らされ、貪られる唇。

絡んだ舌を吸い上げ、息をつく間に「すき、」と控えめに漏らせば、抑え込むように両耳を塞がれ、噛み付くように深く唇を塞がれた。

「ん、……っ、ふ」

――溶ける。
肺から吐き出される呼吸が、バクラのそれと絡んで溶けていく。

目を閉じ、耳を塞がれ、身体は繋がって。
他には何も無くなった世界でバクラの熱さに恍惚と溺れれば、重ねた唇からバクラの唾液が流し込まれた。

それをこくりと飲み下し、最後に唇を吸ってあげれば、ようやく離れる唇。
荒くなった呼吸で息をつけば、自らの唇を舐めたバクラが満足そうな笑みを浮かべていた。

「どこまでエロいんだよ、お前は」

吐き出された盗賊王の声はたっぷりと色を含んでいて、その扇情的な魅力に目眩さえ覚える。

「……、ごめんなさい」

クラクラする頭で反射的に告げれば、彼の唇が耳元に寄せられて、おもむろにペロリと耳朶を舐め上げられた。

「謝らなくていいぜ。褒めてんだからよ……
ゆめ。そんなエロいお前を、ブチ犯したくてたまんねぇんだよ……!」

「っ……!」

艶のある、欲望を顕わにしたバクラの声は呪文のようだった。

私をどこまでも虜にし、甘く淫らに目茶苦茶にする魔法の言葉。

不敵な笑みを浮かべ、己の欲で私を犯すバクラ――

私は、バクラのギラついた欲望を向けられるのが、嬉しくて嬉しくてたまらないのだ。

疼く接合部。
深く息を吐けば、私の脚を抱えたバクラが、杭を奥までずぐ、と突き込んだ。

「あっ……!! は、ぁっ……、」

脳味噌を直接撫でられているような恍惚感さえ感じる。

そして奥を穿つように、彼は私を繰り返し突き上げて、ずぶずぶと嬲り始めた。

「あっ、や、そんなに強くしちゃ、あ……っ!
んんんぅ!!
やぁん、あっ、あ、あっ、ん、あ、あ、バクラぁ、あっ……!!!」

肉のぶつかる打擲音が耳をつく。

脚を開いた状態で固定され、バクラを飲み込んだ場所からはじゅぷ、じゅぷととめどなく蜜が溢れている。

心臓をキュウキュウと何度も握られるような切な甘い感覚と、強制的な陶酔感で支配された全身。

わけもわからず息が上がり、目茶苦茶な快感が脳内をぐちゃぐちゃに侵してあらゆる思考を奪う。

「やだ、ぁ、あっ、んん!! う、あぅ、あっ、バクラ、バクラぁ……っ!!
やだ、おかしくなる、ぁ、きもちよすぎて、おかしくなる、わたし、あっ、バクラぁっ、おねがい、もっとゆっくり、あぁっ……!!」

お腹の奥をぐりぐりと突かれ押し上げられて、視界の隅がチカチカと明滅する。

暴虐めいた欲望のままに私を犯すバクラは、その手で胸の膨らみを好き勝手に揉みしだき、私の首に唇を寄せ本能のままに吸い付いた。

ピリ、とした痛みが走り、所有印がいくつも刻まれていく。

「ゆめ……、ゆめ……っ」

バクラが私の名を呼んでいる。

うわごとのようなその声に、「バクラ、好き、バクラ……!」と応えれば、覆い被さってきた褐色肌の上半身が、再び私の唇を塞いだ。

揺れながら重ねる唇がせわしなくて、舌を出して彼のそれを捕らえようと試みる。
ここだと言うように伸ばし返された舌が絡みつき、私の呼吸を奪った。

また流し込まれる唾液を飲み下し、何とか息をつけば、再び喉の奥から勝手に漏れ出す自分の嬌声。

「んぁっ、はっ……、あっ、んんっ、あぅ、やだ、バクラ、バクラぁ……っ!」

盗賊王の猛った欲望が、最奥を容赦なく突き上げる。
何度も何度も嬲られ、身体を暴かれ、ずぶ、ずぶと抉られる秘所は、しかしそれを心底悦んで収縮を繰り返していた。

「バクラ……、ぁ、や、きもちい、良すぎて、壊れちゃう、ぁ……!
ゃ、わたし、私のやらしいとこ、バクラに、犯されて……んんっ!

やだ、きもちい、の、バクラ……!!
バクラに、めちゃくちゃに犯されるの、すきぃ……!!
バクラ、すき、壊れちゃう、あっ、あぁっ……!!」

快楽の奔流が体中をのたうち回り、私の全てを恍惚の海へと深く深く沈めていく。

息が苦しくて、自然と舌がこぼれ、行き場のない圧倒的な快感に襲われ、もはやこの強烈な刺激から逃げ出したいと思う一方で、まだ足りない、もっと欲しいとバクラを渇望している。

開いた脚の間にのしかかる盗賊王の重みと、揺らされて叩きつけられて伝わる体温が、何よりも愛しくて愛しくてたまらない。

勝手にこみあがってきた涙は、喜と悦と感動と、ありとあらゆる衝撃から来るものだった。

「っ、ヒャハハッ、気持ち良すぎて泣いてんのかよ、オマエ……!
はっ、オレ様に犯されんのは、そんなに嬉しいか……っ?
エロすぎる顔しやがって、淫乱女が……!
もっと犯して嬲ってぐちゃぐちゃにして欲しいんだろ……っ?
オマエの身体、オレ様がぶっ壊れるまでブチ犯してやるよ、ゆめ……!!
本当イイぜ、ゆめ……っ!!」

『バクラ』の声が、私の脳味噌をダイレクトに揺さぶる。

耳元に迫ってきた熱い吐息は、舌になってべろりと耳朶を舐め上げ、「ゆめ、」と吐き出すように私の名前を呼んだ。

「オマエはオレ様のもんだ、オレの女だ……っ!
ハハっ、良すぎてたまんねぇんだよ、オマエの身体……!!
ゆめ、ゆめ、ゆめ……!!!

『ヤツ』が何故オマエを玩具にしてるか、理由がわかるってもんだぜ……っ!
オマエの身体も、声も、魂も、全部オレ様のモンだ……!!
死んだって手放してやらねえよ、ゆめ……っ!!!
全部ブチ込んで、犯して、貪り尽くしてやる、ハハッ……!!

ゆめ、ゆめ……!!!!」

多分ほんのちょっとだけ酔っている盗賊王が、まるで手に入れた宝に見せるような執着めいた感情を滲ませながら、私を欲望のままに嬲る。

「バクラ……っ、バクラぁ、バクラ、すき、だいすき、あっ、あいしてる、あいしてる……!!

んっ、やだ、こわれちゃう、こわれちゃうよ、私っ、あっ……!!
や、ぁ、なか、私のなか、全部ぐちゃぐちゃになっちゃう、ゃ、気持ちい、きもちいいよ、バクラ……ぁ、」

口から勝手に漏れる言葉はとっくに意味など持たない。

耳の下から首元にかけてを何度も何度もきつく吸われ、恍惚の中で彼の首筋にぎゅっとしがみつけば、合わせた胸の間でゴリゴリとした冷たく硬い感触が存在を主張する。

千年リング。

私と『バクラ』を繋ぐ、古の宝物――
文字通り人々の命を使って作られた、血塗られた宝物は、私の胸の上で邪悪に針を揺らしている。

現代で『バクラ』の本体となっているそれは、『しかし』、『ここでは』ただの無機物だ。

何故なら、盗賊王バクラという人間の精神は、『まだ』、生身の肉体にあるのだから――


「バクラ、もっと犯して、おかして、めちゃくちゃにして、ぁ……!
バクラに、されたい、めちゃくちゃにされたい、ん!
ぁう、何もわかんなくなるほど、犯されたい、ゃ、壊されたい、バクラに、こわされたい、あぁっ……!」

引き寄せた腕に力をこめ、彼の耳元で淫らに囁く。

白銀の髪から覗く褐色の耳朶を甘噛みし、先程のお返しとばかりに首のラインに本能のままに何度も吸い付いた。

「ゆめっ……、めちゃくちゃにしてやる、めちゃくちゃに犯してやる、オマエがイってもやめてやらねえ、意識ブッ飛ぶまで犯しまくってやるよ……!!
どうしようもねえ女、イカれた女、オマエはっ……!

フフっ、どうしてこんなに入れ込んでんだか……っ、
意味がわかんねえよ、オレ様にだってよ……!!
ゆめ、ゆめ、ゆめ……ッッ!!」

うわ言のように私の名前を繰り返したバクラが、獣のようにガツガツと欲望をぶつけて来る。

ゴリゴリと身体の奥を嬲られ、何度も何度も杭を打ち込まれながら、滅茶苦茶な快感と慕情だけが私を支配し狂わせる。

バクラによって塗り潰される『私』。

私とバクラ、その境界線さえ曖昧で――

「すき、ぁ、すき、だいすき、バクラぁ……!!
きもちぃ、バクラに犯されるの、きもちいい……!!
奥まで犯されて、あっ、ぐりぐりされて、ゃ……っ!
んっ、すきぃ、もっとして、こわして、あぁっ……!!

……っ、死んじゃう、しんじゃうよ、ね、……殺して、ころしてっ、バクラに、ころされたい、ぁ……!!」

――――ッ、

狂乱の海の中で、気付けば私はとんでもないことを口走っていた。

「ヒャハハッ」

声を上げて嗤った盗賊王が、私の首筋を熱っぽく手の平で撫でさする。

そうして、直後にやってきたのは――

「ッ!」

強制的な呼吸の遮断だった。

「うっ、」

私の酔狂にごく当たり前のように応えた彼が、その手で私の首を絞めている――!!

まるでそこが取っ手だと言わんばかりに、首に添えた両手に力を込め、下半身をガツガツと打ち付けながら!

「っ、は」

口をだらしなく開けたまま、声なき声で喘ぐ私。
じわじわと湧き上がる生命への危機感、それに比例して何故か高まっていく性感。

「かはっ、う、んん、」

呼吸困難に陥りながら犯されるのはとても気持ちが良いということを、私は既に知っている。
そしてそれは、彼の方も。

歪んだ視界の中で見たバクラは、紫がかった目を細め、とても満足そうに微笑んでいた。

(可愛い、)

私は思わず微笑み返す。
彼の手で遮断された頸動脈に圧がかかり、呼吸困難から息絶えるよりも先に意識が遠のいていく。

(すき、好き、だめ、もうだめ、)

接合部が意思とは関係なく痙攣を始め、自分の絶頂が近いことをバクラに伝えようとしたが、しかしもはや声は出なかった。

「――っ、く、ぅ、……っ、っ……!!」

バクラの猛りが容赦なく私の内臓を押し上げる。
玩具のようにガクガクと身体が揺れ、意識が闇に沈んで行く――

(バクラ、バクラ、すき、気持ちいい、
きもちいい、イッちゃう、すき、すき、)

あと一秒で完全に落ちる、
でも伝えたい、
私は、

――――ッ!


すんでのところで、首に掛かっていた圧が消え去った。

「っ、ぁ、」

少しだけ緩くなる律動。
ずる、ずる、とゆっくり往復した彼自身は、まるで私の様子を伺うようだった。

「はっ、はぁっ、はぁっ、はぁっ、」

大きく息を吸い、深呼吸を繰り返す。
クリアになった視界で盗賊王を見れば、獰猛な二つの眼が私をじっと凝視していた。

「あんまり煽るようなこと言ってくれるなよ……
本当に殺しちまうぜ?」

ククク、と嗤う彼の顔は心なしか上気していて、驚くほど色気を孕んでいた。

「ゆめ」

ずん、と再び突き込まれる杭。

達する直前で足踏みしていた快感が、唸りを上げて噴き上がった。

「ひっ、ぁ、……っあん!!
……やっ、あぁっ、あっ、あっ!」

ゆっくりと彼の熱っぽい体温が迫ってきて、ぴたりと胸同士が重なった。
その間に挟まるのは、もちろんひんやりとした黄金のリングだ。

「うぅっバクラ、イきそう、イっちゃう、あん!
あなたのでイッちゃう、あっ、それ以上されたら、ッちゃう、だめ、バクラぁ……っ!!」

脇から背中に腕を回され、全身で私の身体を抑えつけるように覆い被さりながら、バクラが力強く腰を打ち付けてくる。

絶対に逃げられない体勢で、好きな人に一方的に犯されるという至上の陶酔感。
頭の芯が痺れ、あらゆる感覚が明滅し、バクラに嬲られたお腹の中がどろどろに溶けてちゃぷちゃぷと音を立てていた。

「ッ、イケよ、イッちまえ……っ!
全部注ぎ込んでやる、オマエの中に……っ!」

耳元で囁かれる宣告は、捕食動物が獲物を捕らえる時に麻痺毒を打ち込むようなものだ。

抗えない酩酊感。
炸裂する慕情、幸福感。

好きで、好きで好きで好きで好きで、好き好き好き好き好き愛してる愛してる愛してる好き好き好き好き好き――――ッ、

「――――ぁ、すき、」

口にした瞬間。

膨れ上がった衝動が、背筋を貫いて破裂した。

圧倒的な白。最上級の快感と感情の奔流。
自分の秘部がビクリと大きく波打った直後、胎の中に熱いものが流れ込んできた。

「……ぁ、あ、あっ、あっ、すき…………、」

とぷとぷと、一滴残らず注ぎ込まれる精。
幾度も震え、収縮する私自身。

文字通り彼の精を吸い上げようとする脈動が、全て脳内で快感に変換されていた。


「……はぁっ、はぁっ、はぁっ、……」

大好きしかなかった。

「あいしてる……」

唇からこぼれた告白は、私の中から勝手に流れ出た言葉だった。

「……ありがとよ」

少しだけ乱れた呼吸の彼が応えてくれる。
離れる寸前に軽く塞がれた唇は、もう何もかも、全てが愛おしかった。

私は、バクラが大好きだ。


それから私は、気だるい体を無理矢理起こして単身部屋を出た。
軽くシャワーを浴び、鍋を洗って、部屋に戻って来ると――

さすがに疲れたのか、盗賊王はコタツで眠ってしまっていた。
起こす私、起きることを拒否する彼。

窓の外に雪がちらつき始め、夜も更けた頃、コタツから抜け出た彼がベッドに潜り込んできた。

まどろむ意識の中、互いに体を擦り寄せる。
彼の匂い。私を包む温もり。

そうして私は、彼の腕の中で、意識を手放したのだった――


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