版権 (A/PHは本田さんの誕生日)
a fall
※このページは黒崎様宅「JACK25」の「Sederheim」シリーズに登場するアキさんと監視人さんの二次創作です。本家にお邪魔する際はご迷惑をお掛けすることのないようお願い致します。(元絵:ココ)
「やっ…あ、も…壊れちゃ…」
そういって喘ぐ眼下の彼の涙が見える。薄暗い中ではその表情の細部までは確認できず、間接照明くらいつけておくんだったと少し後悔した。
「嫌ならもうやめるけど」
抽挿を緩めて耳元へと口を寄せれば、動いた衝撃でいいところでも掠めたのだろう、ん…と小さな喘ぎが聴こえもっと滅茶苦茶に壊してしまいたい衝動に駆られるが、今日はこの頑固なペットを躾けなおさなければいけないのだと自分を抑える。
「こうして繋がっている間は、お前のものでいられるのにね?」
彼の息を呑むのが聞こえた。
『怖い。』
アキを好きになるのが、怖い。
つい先ほど、そういって曝された感情に正直驚いた。まだ、そんなことを考えていたのかと。
止まることを忘れてしまったようにあふれ続ける涙を流しながら、震えた声がいう。
「……っ…、やめないで……」
その言葉にひどく気分が高揚した。
自分でもずるい問いかけだと自覚しているが、それでいい。
この男はまだ気づいていないのだ。…見ないふりを、しているだけかもしれないが。
俺がお前のものでいられる事実に、瞬間に、こうしてすがりついていることが、お前の答えなのに。
好きになるのが怖いのではない。――好きになっているから、怖いと感じるのだ。
『俺はアキのものだけど、アキは俺のじゃない』
気づけ、その零れた言葉に、お前の真実(すべて)が隠されているということに。
いくらでも震えて、怯えて、溺れればいい。そのたびにこうして何度も身体に刻み付けて、教えてやる。
そうして堕ちてきた暁には、どこまでも愛してやるから。
涙をたたえて俺の名前を呼ぶ臆病者に、仕置きと慰めのキスを。
やってしまった第二弾…!もうお詫びのしようもない。
ご本家拝見してたら素敵すぎるお話を見つけてしまってもう衝動書き。
けど自分がハピエン主義者なばっかりにいつも勝手にアキさんの心情を捏造してしまって本当にキャラ崩壊もいいところ…
加筆修正削除いつでも承ります(>_<)