椿×梓 R18 詩様、箱子様、あお様、りるぷりっ様リク


いつものように椿と愛し合った後…――。

隣で寝息を立て始めた椿を確認すると、僕はそっと布団の中に手を滑り込ませ、椿自身に触れた。

椿は小さく身動ぎをしたけど、起きる気配はなかった。

僕は布団の中に潜り込み、そっと椿自身を口に含んだ。

舌を遣い舐めていると、徐々に膨らんでくる椿自身。

「…椿の、美味し…。」

「…梓…?何してんの…?まだ足りない?」

「!つば、き…起きちゃったんだ…せっかくこれから椿を襲うつもりだったのに。」

椿自身から口を離しながら呟くと、急に起き上がり僕自身をギュッと強く握ってくる椿に僕は思わず甘い声を上げてしまった。

「襲うつもりってさ…いくら梓でも、それだけは俺、拒むよ?梓は俺にされる方が好きだろ?」

「…あっぁ…んっ…やだっ…!僕だって椿に挿れたい…椿に感じて欲しい…っ…。」

涙目になりながら首を横に振ると、椿は僕自身の先端をぐりぐりと親指で刺激しながら耳元で訊いてくる。

「…梓は、俺の太くて固いの、もういらないんだ?もう飽きちゃったんだ?だから挿れる側も体験してみたくなったんだ?」

「あっ…ぁんっ…!…ち、違っ…!そうじゃないよ…僕ばかりが気持ち良くなってるような気がして…少し寂しかっただけ…っ…。」

普段より数倍低い声で問い責められ、僕の瞳からは涙がぽろぽろと溢れていく。

「…そんな事ない、俺だって感じてるよ?梓が気持ち良くなってくれたら、俺も興奮するし…だから泣かないでよ、梓?」

椿の声がいつもの優しい声色になり、僕は椿にギュッと抱き付いた。

優しく抱き締め返してくれる椿が、心から愛おしいと思った。

見つめ合い、どちらからともなく唇を重ねた。

舌を絡めながら、互いの昂ぶっているモノを触り合った。

椿の右手が僕自身と椿自身をやんわりと握り込み、上下に激しく手を動かしてくる。

僕のと椿のが擦れ合ってる感触が堪らなく気持ち良くて、僕は思わず熱い視線を椿に向けねだった。

「は、ぁ…んっ…んぁ…!椿…っ…もう…欲しい…椿のコレ…僕の中に挿れて…?」

椿の手の中にある椿自身に誘うように指を這わせると、椿は嬉しそうに笑って僕の耳元で囁くように言った。

「…良かった。やっと、言ってくれたな。俺のが欲しいって…俺、どんな梓も愛してるけど、やっぱり俺を求めてくれる梓が一番好きかも。」

椿の嬉しそうな笑顔に、僕はいつも負けてしまう。こんな風に屈託のない笑みを向けられたら、抗えなくなってしまう。

椿は僕の脚を大きく開かせると、濡れてヒクヒクと蠢く僕の秘部に舌を這わせてくる。

その生温かくてザラリとした感触に、僕は堪らなく興奮し、切なげな嬌声を上げ快感に堪えた。

「んぁっ…は、ぁっ…!ん、ひぁっ…!ん、ぁっ…椿…もう…慣らさなくていいから…っ…椿の熱くて大きいの…早く、頂戴…?」

「梓…っ…そんな可愛くねだられたら、俺…優しくできないかもしんないよ?いいの…?」

僕の腰を掴みながら切なげに眉を下げ訊いてくる椿の首に両腕を廻すと、耳元で甘えるようにねだった。

「僕…もう、我慢できないの…っ…酷くしても構わないから…椿を感じさせて…?」

僕の言葉を聴くと同時に、椿の固く張り詰めた自身が僕のヒクヒクといやらしく蠢く秘部に挿入ってきた。

激しい律動の最中、椿が何度も甘い言葉を囁いてくるから、僕はその声にさえも感じてしまいすぐに限界が訪れてしまった。

「梓…っ…好きだよ、梓……っ…もう、梓しか見えない…梓しか欲しくない…梓しか好きになれない…っ…!」

「あっぁっ…!ん、ぁっ…!僕も…椿が好き…っ…椿しかいらない…椿にだけ愛されていれば、それでいい…っ…ぁっあっ…っ…ひぁぁぁあっ…――ッ!」

我慢できずに自身から熱い欲を迸らせ、ベッドに寝転ぼうとした僕を椿は離してくれなかった。

「ごめん…梓、俺…まだ梓を感じたい…もう少し付き合って?」

「え…?あっ、ちょ、待って…っ…ぁんっ…!は、ぁっ…んぁ……!はぁっ…んっんっ…あっ…!椿…っ!」

最奥を何度も突き上げられると、達したばかりの僕自身はみるみるうちに固く張り詰めていく。

それが何だか恥ずかしくて、僕は泣きそうになりながら椿の背中にしがみつきただ与えられる快感に身を委ねた。

「梓の中…俺のに吸い付いてくる…もう、ずっと繋がってたいくらい気持ちいーよ…っ…。」

「や、んっ…!そんな事、耳元で言われたら…僕っ…!イッちゃう…!あ、ぁっ…!んっ…んぁぁぁぁっ…――ッ!」

椿の熱い息が耳にかかると、僕は身体をビクビクっと跳ねさせ自身から半透明な滴を迸らせ達した。

その後すぐ、椿の熱い精液を最奥に感じると、僕は椿の胸に凭れ掛かるように抱き付き、その薄く均整の取れた胸にそっと唇を寄せた。

椿は優しく微笑むと、僕を強く強く、抱き締めてくれた。

椿の温もりに包まれながら、僕はやっぱり椿には敵わないんだなと、改めて実感した。



「なあ、梓?どうして急に俺を襲おうと思ったの?しかも寝込みを襲うなんてさ…ちょっとだけ興奮したよ、俺…。」

「…椿を気持ち良くしてあげたかったの…僕ばかりエッチな事されてるのも、何だか悔しかったし…でも…もうしないよ。」

「えー?なんでー??してくれてもいーよ?俺は梓となら、どっちでも気持ち良くなれる自信あるしね。だから、遠慮しないで。そのままの梓で、俺の傍に居てよ。これからも…ずっと。」

椿の真っ直ぐな愛がひしひしと伝わってきて、僕は思わず瞳から涙を溢していた。

椿はそれを舌で優しく舐め取ると、僕の目尻に優しいキスをくれた。

「…もういいんだ。抱かれる側の方が、僕には合ってる気がするから。でも…そうだな。さっきみたいに、椿に問い責められるの、凄く興奮するから…もう一回くらい、襲っちゃうかもね?ふふっ…。」



何だかんだ言って、椿はやっぱり僕より大人なんだと思った。

きっと椿なら、僕がどんなに無茶な我儘を言っても、そんな我儘な所もひっくるめて好きだと言ってくれる気がする。

そして、僕はそんな椿から、きっと一生離れられない…。

僕より一枚も二枚も上手な椿に、僕はずっと、愛されていたいから――。

「…愛してるよ、梓。」

「…うん。僕も、愛しているよ…椿…。」


君には敵わない
(こんなに僕が夢中になれるのは、後にも先にも、椿だけだから)

end.




詩様、箱子様、あお様、りるぷりっ様からのリクで、椿×梓でした。
2行目から最後まで行為ばかりで何か本当に申し訳ないです…しかも行為の描写が生温い…リベンジしたいと思います。椿×梓メインですからね、もともと(笑)

詩様、箱子様、あお様、りるぷりっ様、リクエストありがとうございました。皆さんに少しでも気に入って頂けたら嬉しいです。



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