タ帳
棗ショタ化〜椿棗編〜(R18)

「な…何だよ、これ…!?」

ある朝、目が覚め何気なく鏡を見るとそこには信じられない光景が広がっていて俺は思わず目を見開いて鏡にへばりついた。

どうやら俺は見た目だけが小学生くらいまで若返ってしまっているようだ。

「…嘘だろ。これじゃ仕事にも行けね―ぞ…どうすんだよ…。」

多分昨晩たまたまかな兄に会って酒を飲み交わした時にかな兄が何かを混ぜたとか、そんな感じだろう。

「それにしても、困ったな…この姿だと、下手に行動したら警察に補導されかねないぞ。」

俺が暫く考え込んだ後で辿り着いた答え…それは…――。

「で?何で俺が棗に呼び出されなきゃなんね―の?俺、こう見えても売れっ子声優なんですけどね―。呼び出し料取ろっかな―。10000円。」

「仕方ないだろ。おまえの顔が思い浮かんじまったんだから。呼び出し料払うから、少しだけ俺に付き合ってくれないか?」

「は…?何、何言っちゃってんの―?棗、ついに頭おかしくなったの―?俺、ショタコンじゃね―し、大体その姿の棗には勃たないよ?」

椿は困ったような笑みを浮かべながら俺の髪をわしゃわしゃと撫でる。

その笑顔に胸が苦しくなるのを感じ、俺は思わず椿にぎゅうと抱きつき胸に頬を当てた。

「棗…マジで無理だって。離れてよ…じゃないと俺…」

「…離れたくないって言ったら、おまえどうすんだ?」

思ってた以上に拒絶されるのはキツいものがあって、知らず知らずのうちに声が震えてしまう。

椿はそんな俺の頬に震えた指で触れると、俺を力一杯抱きしめ床に押し倒してくる。


唇を重ねながら俺の身にまとっているダボダボになったス―ツをスルスルと脱がせていく椿の色っぽい仕草に俺の身体は疼いていく。

「…棗…好きだよ。どんな姿のおまえも可愛くて大好き。正直に言うと、幼い棗にいやらしいことすんのって、すっげ燃える…興奮するよ…棗は…?棗も興奮してんの?棗のここ…もうこんなにヒクヒク言って、震えてんね?」


俺の耳をくちゅりと舐めながら囁いてくる椿に、俺の身体は確実に反応を示していく。


俺は思わず唇から甘い声を上げると濡れた瞳で椿を見つめか細い声でねだった。

「や、もう…椿…ちゃんと弄って…俺、早く椿に犯されたい…いっぱい色んなところ、触ってほしい…だから、お願い…俺のこと、気持ち良くして…?」


頬を真っ赤に染めながら力なく微笑み椿の両腕に触れた。


椿は何も言わずに俺の股間に顔を埋めると、陰毛が生えていない綺麗なチンポに熱い舌を這わせ激しいテンポで舐め回していく。


俺のチンポを舐めながらケツの穴に指を三本挿れ激しく掻き回してくる椿に、俺の欲望は膨れ上がっていく。


「ひぁっ…あ、んぁ、やっ、あ…んひぅっ…や、ぁ…つば…きぃっ…あぁっ…!」


もう理性は一欠片も残ってなくて、ただ椿を感じたい、椿と二人で気持ち良くなりたい。それしか頭になかった。


「棗…ちょ―エロい…すげ―な…俺の舌、そんなに気持ち良かった?感じる?」

「感じるに決まってるだろ…?俺は椿のことが大好きなんだから…好きすぎて苦しいくらいなんだからな…実の兄貴にこんな姿の俺なのにおまえは気にしなくておまけにこんなエロいことされて…ゾクゾクするよ。椿…好きだ…。こんな姿でも俺のこと、離さないでいてくれる…?」


涙目で椿を見つめると、優しい表情で俺の腰を掴みそのまま俺の中に椿のチンポがゆっくりと埋め込まれていく。


さすがに少年の身なりでは狭すぎるのか、椿のチンポはなかなか俺の中に入ってきてくれない。


入り口を掠めているだけの状態なのがもどかしくて俺は熱い視線を椿に向けた。

「なあ…棗…?おまえ、ど―してそんなに素直なわけ…?いつもはもっと可愛くね―こと言うじゃんか?なんつ―か、棗が素直だと調子狂う…可愛くて愛しくて、俺だけしか知らない場所に閉じ込めてしまいたくなる…ど―したらい―んだよ…。教えてくれよ、棗…!」


「椿…構わないよ、そんなの。椿にだったら、このまま閉じ込められても嬉しいし…幸せだよ?だから閉じ込めて…俺のこと、一生椿のことだけしか愛せない身体になるように躾けてくれよ…椿…。」


椿の熱が触れ合っている身体から優しい愛になって伝わってくる。


俺の全てを包み込んでくれるような優しい温もりに涙が溢れて床に滴り落ちていく。


「棗…愛してるよ。俺…ずっとずっと、棗の傍から離れたくない。どんな姿の棗でも…俺には棗しか愛せないから…。」


「ありがとう…椿…。俺も椿だけしか愛せない…愛すつもりもないよ。一生椿だけを見つめて生きていきたいって…そう思ってるよ。」


椿が優しい手つきで俺の喉元をなぞるように撫でる。

「急所をさらけ出すのって、何かそれだけで愛されてるって気になるよな―…。棗は…意外と無防備なんだ?か―いい…もっと触ってもい―い?俺…棗の色んなところに触れたい…。」


椿の優しい声と甘い言葉が耳元から直に身体中に流れ込んでくる。

恥ずかしくて、ムラムラして、どうにかなってしまいそうになる。


「や、椿…動いてくれないか…?俺、もう…椿のデカくて太いチンポで奥まで突きまくられたくて、気が狂いそうなんだ…!」


頬を紅潮させ腰を震わせながら溜息混じりに呟くと、椿は漸く中で動き始めてくれた。


やはりこんな姿だからか、あまり激しくはしてくれない椿に俺は少しだけ寂しくなってきてしまい椿の指に甘えるように自分の指を絡めてみた。


「棗…?ど―した…?痛いところでもあった?ど―したらい―んだ…?抜こっか…?」


椿の困ったような顔が可愛くて愛しくて、俺はもう少しだけ椿の事を困らせてみたくなった。


「…ああ。少し痛いかも…でも抜かなくていいから…俺の触って…?俺のも可愛がってほしい…。」


遠慮がちに椿の腰のラインを撫でると、椿は余裕のない表情を浮かべた。


そして、椿は不意に俺に優しいキスを仕掛けてきた。

最初は啄むだけの甘く優しいキスだったはずが、結局最終的には深くて長い大人のキスに変わってしまっていた。


「んっ…ん、あ…や、んん…………っふ…ぅ、ん……はぁっ…ふ…ぁ、あ…っ…椿…っ!」


絡み付く椿の舌の熱さと俺の中で暴れ回る椿の熱い欲望の塊の脈動に呼吸は乱れていき額からは汗が大量に流れ落ち、身体が痺れて酸欠で眩暈を引き起こしそうになる。


「棗…っ…好きだ…!棗の中やべ―な…超ハマる。いろんな意味で…ハマる。ちょ―気持ちい―よ…?棗…棗のここにキスできんのは、今までも今もそしてこれからも俺だけで十分だ。だから約束してくんね―?ずっと俺のことだけを見てるって…俺のことを嫌いにならないって…。」


俺と椿は、繋がったままの状態で何度も唇を重ね合った。


「椿…俺は、椿に随分愛されてるんだな。すげー嬉しいよ…。」


抱き合った後、椿は何も話さなくて俺は不安でたまらなくなって部屋を飛び出そうとした。


けど、そんな俺の行動を予測していたのか、椿は俺の行くとこ行くとこに先回りをする。


「なつめってば、挙動不審だよ―?そんなに元に戻りたい?それとも…さっきしたばかりなのに、もう俺が欲しくなっちゃった?」


椿は愉しげに微笑み俺の腰や太腿を撫でてくる。


愛しいが溢れていく。

愛してるしか生まれない。
幸せしか、生ませない。

「当たり前だろ、ば―か…。俺の身体が求めるのはいつだって椿…おまえだけなんだからな…?」


「棗…マジで言ってる?嬉し―けど、ちょっと恥ずかしいかも…幸せで能が浮かれてるよ…。」


「…そんなの、俺もだよ。俺だって椿のことが大好きで大切で…おかしくなりそうなんだから…。」

end.


はい、お待たせしました。椿棗でショタ化のお話でした。
携帯でぽちぽちしてたので若干痛いです。
頑張ったので楽しんでもらえると嬉しいです。



2014.4.15

「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -