「あれ?、誰もいない…」
ヒソカからメールで呼び出されたaaaは、急いで服を着替えてヒソカの家へと向かった。


バスルーム


今、aaaはヒソカの家にいる。
しかし、リビングにも寝室にもヒソカの姿は見当たらない。
呼び出しておいて、と悪態を吐きながらaaaがまたほかの部屋をうろうろとしていると、洗面所で足を止めた。
洗面所に隣接する部屋はバスルーム。
そこから、水音がするのだ。
「…ひ、ヒソカ?」
aaaは小さくヒソカを呼んでみた。
「あぁ…aaa、いらっしゃい◆」
バスルームから、ヒソカの声が聞こえた。
「なんで風呂に入ってるの呼んでおきながらー!」
「え?、だってaaaに会うときは綺麗にしとかなくちゃって思って…」
ちゃぽん、と水の音をさせながら、ヒソカが言う。
「女子かッ!」
「寒かっただろう?、aaaもおいで◆」
「遠慮します…」
aaaはバスルームから離れようと踵を返すと同時に、がちゃりとドアが開いた音がした。
「一緒に入ろう◆」
真っ裸のヒソカが、aaaに手を差し延べていた。
「さぁ、服を脱いで」
そう言いながらヒソカはaaaを捕まえて、無理矢理に服を脱がす。
「やだっ、ヒソカだめ…!」
「キミとボクの仲だろ。ほら、もう抵抗はよすんだ」
ヒソカはaaaを裸にすると、すぐにバスルームに入って浴槽に座り込んだ。
aaaはヒソカに跨がる体勢をとることになった。

「うう…」
「何がイヤなんだい?、セックスだって何回もしてるし、裸だっていつも見てるじゃないか」
ヒソカはaaaの露出した肩に温かいお湯ををかける。
「だって…」
「あ。aaa、背中洗ってくれないかい?、してくれるなら頭も。いや、全身…」
「あーはいはい頭と背中ね!」
aaaはヒソカに姫抱っこされながら言った。
ヒソカは浴槽から出てaaaを下ろすと、小さなイスに座った。
aaaは、前も洗ってと駄々をこねるヒソカを無視しながら、頭と背中を洗う。
「あぁ、気持ち良かった◆ ありがとう。次はボクがaaaを気持ち良くしてあげるよ◆」
「言い方が卑猥……、じゃなくて、私はいいよ!しなくていいから!」
「え?…なんで?」
断固拒否するaaaに、きょとんと目を丸くするヒソカ。
「いいよ、自分で洗えるから!」
「そこじゃなくって、洗い合うのがいいんじゃないか…」
わかってないなぁ、と呟きながらヒソカがaaaを無理矢理に自分が座っていたイスに座らせた。

「お願い、やめて!」
「何をそんなに嫌がるんだい」
ヒソカはaaaの前に回ると、スポンジにボディソープをつけて、aaaの背中ではなく前の、鎖骨や胸を洗い始めた。
「やめてっ、ていうかなんでそっち!?」
「aaaー、イイ体してるねぇ」
ヒソカはごしごしとaaaの体を洗ってそしてaaaの腕を掴んだ。
aaaは、びくついて腕に力を込めた。
「……aaa、ほら、手の力抜いて。脇も洗わなくちゃ」
「だ…だめ…」
「…なんでだい?、……あぁ、大丈夫だよ、aaa。ボクはこんなことでaaaを嫌いになったりはしない◆」
ヒソカの言葉に、aaaは顔を真っ赤にさせた。
「ヒソカは剃ってるくせに…」
「ボクはいいの◆ ほら、aaa…」
ヒソカはゆっくりとaaaの腕を洗い、脇を開くと、そこには短い毛があった。
「脇毛もイイよね。……aaa、そんなに恥ずかしいのかい?」
aaaは脇毛を見られているのが恥ずかしくて、頬を紅潮させ顔を逸らして頷いた。
「…ボクが、剃ってあげるよ◆」
「えっ!?、いっいいよ!自分でするから!」
「こら、暴れないの」
奇術で何もないところから剃刀を出すと、aaaの脇をボディソープで覆ってから、剃刀で脇毛を剃っていく。
「はい、終わり。…あ」
「あ…ありがと。…どうかした?」
「ねぇ、下も剃っていいかい?」
ヒソカはaaaの局部をまじまじと見ながら言った。
「え!?やだ!!」
断るaaaを無視し、ヒソカはaaaの腰をとらえて剃刀を当てた。
「動くと切れるよ」
なおも抵抗するaaaにヒソカはそう脅すと、陰毛を剃った。
「うぅ…、ヒソカも剃って…」
aaaは毛のなくなった局部を見て、目に涙を溜めて言った。
「…じゃあ、aaaが剃って◆」
ヒソカは目を細めると、aaaの手を掴んで剃刀を持たせた。
「ほら、お揃いにしよう◆」
「ひ、ヒソカ…、ヘン」
「ひどいなぁ」
aaaはヒソカにボディソープをつけると毛を剃った。
「すっきりって感じだねぇ」
「どこが…!」
「さ。もう一回温まってから出ようか」
ヒソカとaaaは浴槽に入った。

「そういえば、何か用だったの?」
aaaがヒソカに聞いた。
「ん。aaaに会いたくなっちゃったんだよ」
にっこりと笑ったヒソカ。
aaaは不意にドキリとした。
「aaa、愛してるよ◆」
ヒソカはaaaの耳たぶを啄み、そして唇を重ね合わせた。
「うぅ…、私も愛してる…」
毛を剃られたことも忘れて、aaaはヒソカの瞳を見つめた。


〇キリリクありがとうございます!
66000hit、嬉しい限りです
リクエスト「ヒソカで変態ギャグ」に添えたかどうか不安ですが、喜んでいただけたら嬉しいです



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