旧短編 | ナノ


※本誌ネタバレ(二年後)



二年後に!!!
シャボンディ諸島で!!!


2Y ago...


シャボンディ諸島で、二年ぶりにクルー達に会った。
嬉しい気分を味わう余裕もなく海軍が来、そそくさとサニー号に乗り、シャボンディ諸島をあとにした。
クルー達と一通り話したあと、aaaとサンジはキッチンに行った。
「久しぶり、サンジくん」
aaaは、す、と手を伸ばす。
「あ、あぁ…」
サンジは手を鼻に宛てる。
指の間からどろどろと血が溢れてくる。
「はは…、ひどいことになってる」
サンジの頬をなぞる。
「ああっ、触られた…!」
サンジは鼻血を噴き出しながら、aaaを抱き締める。
「…サンジくん」
aaaも鼻血を気にせず、サンジを抱き締めた。
「大好き」
「おれも…クソ、愛してる」
何十分か、サンジの鼻血が止まるまでずっと抱き締め合った。
「サンジくん。かっこいいし、凛々しいし、逞しいよ」
するするとサンジの肌を滑るaaaの指。懐かしさからか、涙が溢れてくる。
「サンジくん…、会いたかったよ…」
ひく、と喉を鳴らしながら、aaaはサンジの黒い服を握った。
「aaaちゃん、なぁ…、おれは寂しくなかった」
aaaの髪を梳き、撫でてやるサンジ。
aaaはサンジの言葉に、上目使いでサンジを見る。
「二年後に会うって、わかってたから。それだけのために頑張ってたから」
サンジはaaaの額にキスをした。
「…さすが、私のPRINCE」
aaaはサンジの首に腕を回し、顔を近づけ、そして。
唇を重ねた。

「aaaちゃんも綺麗になったね」
柔らかな胸を触るサンジ。
「もう…っ、サンジくん!」
サンジの髪をぐしゃぐしゃにして撫でた。
「おれ、女の子全然見てないし触ってなかったんだぜー。褒めてくれよー」
aaaの体、至るところを触りながら、サンジ。
「よしよし、よく頑張った」
aaaが、口端を上げて、満面の笑みを浮かべた。
「……溜まってるんだよなぁ」
サンジが、意地悪くそしていやらしく微笑んだ。
「…、うん」
aaaはサンジに体を預けた。

行為のあと。
散らばった服を拾い上げ、着ていく。
「その下着、似合ってる」
下着を着たaaaに近寄り、胸にキスをする。
「ほんと?、サンジが好きなのに似てたから…」
「……うん、好き。aaaちゃんに似合う色だから」
パンツを着、シャツを羽織るサンジが笑う。
ボタンをかけ、ネクタイを締める。
「そう…かな」
aaaも服を着て、サンジを見る。
サンジは黒い上着を着ている最中だった。
「なぁ、aaaちゃん」
「ん?、なに?」
aaaはキッチンのドアに手を掛け、開けようとしていた。
「これから、きっと敵も強くなっていくけど、絶対ぇ守るから。死んでも」
「……私だって強くなったよ、サンジ。サンジが死なないように、私も頑張るね」
aaaは笑ってキッチンのドアを開け、出ていった。
サンジは煙草を取り出し、口にくわえ、にいと笑った。

鼻からはやっぱり血が出ていた。



○celebrate!
ONE PIECE 61巻and二億冊突破おめでとうございます

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