旧短編 | ナノ


※SSSです。
※aaa:男気溢るる女の子




「チョッパー!ゾロが危険!!色んな意味で!」


バカにつける薬はない


「さっきからギャーギャーるせんだよっ!」
ごん、とaaaの頭を殴ったのはゾロ。
殴られた頭を押さえるaaaを抱え上げ、ゾロは部屋に連れて行こうとする。
しかしaaaが暴れて上手くいかない。
「何するんだーっ!やめろー!」
バタバタと暴れるaaa。
「こっち来やがれ!」
「行ったら変なコトするんだろ!」
「セックスは変なコトじゃねぇ!」
「ゾロが変なコト言ったぁあ!!」
ひえぇ、とaaaが鳥肌を立てる。
ゾロの力に敵う筈もなく、aaaはトレーニングルームに連れて行かれた。
毎日の光景。
クルー達は呆れて声も出ない。

「おらっ」
床にどさりと落とされると、aaaは部屋の隅で縮こまった。
「もうやだぁ…」
嗚咽し始めるaaaにゾロは狼狽する。
「aaa…っ、悪ィ」
aaaに近寄り、しゃがみ込む。
ボサボサになった髪を整えてやりながら、ゾロはaaaを見つめた。
しかしaaaは俯いたまま。
「………側に、置いときてぇんだよ」
「なん…で……」
ぽろぽろと涙を流しながらaaaが顔を上げると、目の前に気まずそうに目を反らすゾロがいた。
「………………あ?」
低い声にaaaの体が跳ねる。
「言わなかったか?、おれ」
「な、何を…」
とぼけている様子でもなく、aaaは疑問に思っている。
ゾロは、はぁ、と溜息を吐いてaaaを見つめ直した。
「………好きだ」
告白した、ゾロ。
「はっ!?」
aaaは声を大きくした。
「……………………、うそ」
「嘘じゃねっての」
ゾロはそう言ってaaaを抱きしめた。
「そんな……ばかぁ…っ」
「aaaはどうなんだよ」
「好き…!」
会った時から好きだったけれど、押し殺してきた気持ち。
「バカ…!、ゾロの馬鹿…!!、早く、言ってくれれば……!」
「……、言ったんだよ、前に」
「は?」
ゾロが言うには前の宴で告白したそうだが、aaaは少し待ってくれと言ったそう。
待ちきれず行動に出たゾロに、aaaは盛大なる拒否反応を示した、という。
「嫌いなんだと思ったが諦められなくてな」
「だからって強引すぎ…、セックスとか…」
「好きな奴とセックスしたいと思って何が悪ィ」
ゾロは開き直る。
「ばかやろ…」
「さっきから馬鹿馬鹿言い過ぎなんだよ」
ぼふ、とaaaを床に押し倒すゾロ。
「仕置きだ。さて、念願の…」
「私は念願じゃなーい!」
「違ぇのか?」
「ち、違わない…けど…」
「じゃ、イタダキマス」



○おまけ
「ミエミエよね」
「ふふ」
「クソマリモなんかに渡したくねー」
アクアリウムバーにて三人の男女のトークであった。


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