oh,
あなたの花がほしい
おめめがふちでぎらぎら
散らばらないまばゆい獰猛さ
どぶいろのゆめの果てでねてて
ざくざくの感性に宝石なんてひとつも
あなたの望むきらきらにはなれなかったよ
春にぼやけたかく砂糖のくずれ
美化してみせたほしが刺さる
ほどかれたあとに惹かれる
まぶたにましろいよる
頬にうそのことづて
おわりをきれいに畳んだら
ちっちゃな飼い犬のしっぽがあなただ
was that you?
あざやかにきらいだよ
スパイスのまぶされた骨がらみ
“化身がふたつ、より好ましいのは
あなたがここに存在しないこと”
引火性の惨めな肢体に纏わるはなし
つぼみをすこし うてなは棄てろ
ふたりきりの淡めく暗がりで
わたしたちはもうにどと
青褪めることはない
スイミング・スクールでのねごと
以上