▽ プロローグ
「えっ…」
「は!?」
「な…」
始まりは、ロンドンのマグル街。
「「「なんで君たち/お前ら/あなたたちがここに!?」」」
いるはずのない3人が、いてはいけないはずの場所で、出会った。
それぞれの手にある色違いのニン○ンドーDSがなんとも笑いを誘う。
アンタレスが沈黙に耐えきれなくなって動き出す。
マルシベール、エイブリーも動き出したが、何故か3人とも方向が同じだった。
「…着いてこないでよ!!」
「こっちのセリフだよ!!」
「君たちこそ着いてこないでくれるかな」
「大体どうして純血主義のあなたたちがマグル街へ?おかしいじゃない」
「それはお前にも言えることじゃねーのか、ブラック嬢?」
「むしろ全員に当てはまるけど」
言い合いをしながら進む3人がたどり着いたのは、ポケ○ンセンターだった。
「…マルシベール、エイブリー。あなたたち、今日配信される色違いイーブイをもらいにきたのかしら?」
「…ああ。何だよ、アンタレス。お前実はマグル好き?」
「僕も好きだよ。父上が純血主義だからこっそりね」
「「「…」」」
ポ○モンセンターの前で、密かにマグル同盟が結成された。
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