ねごと。
うつらつら。ただの小ネタ。
勝手に増えます




▽ジェイノマ

僕は彼女の笑顔しか知らない。でも、それなら目の前で泣いているのは誰なんだろう。ノーマさん、と名前を呼ぶとへにゃりと笑ってごめん、と謝った。

「ごめん、もう大丈夫」

そう言っていつもの笑顔を見せるから、ああノーマさんだ、と安心する。あの笑顔が見れるなら涙なんてどうでもいいと思った。


追記
120307 18:32
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▽アニス

(ごめんなさい。)

謝って許されるようなことではないけれど、ごめんなさい。ごめんなさい、イオン様。

あなたは賢いから、全てをわかっていたのでしょう。

(ごめんなさい。)

その上で私に全てを見届けるよう、おっしゃったのでしょう。

(ごめんなさい。)

ねえイオン様。あなたは優しいから、きっと私のお願い、聞いてくれますよね?

(ごめんなさい、)

お願いです、イオン様。どうか、どうか私を、



(決して許さないで)



120204 04:06
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▽セネステ(?)

 そろそろ暗くなってきた。なんとなしに空を見上げると、ひとつだけぽつりと光る一番星。そのあたたかで優しい灯りに導かれるように、セネルはふらふらと星を追った。
 気付くとそこは輝きの泉だった。思わずぽつりと大切な人の名前を呟く。

 思えば全てはここから始まった。シャーリィと共にこの場所に辿り着き、光の柱を見て、仲間と出会って、大切な人を失って。
 遺跡船に来てから辛いことや苦しいことがたくさんあった。でも、かけがえのない仲間ができた。

「ステラ……ありがとう」

 全てのきっかけの“はじまりの星”。後悔しないことはできない。忘れることもできない。悲しまないことなんて、出来るはずもない。それでも、自分勝手なことかもしれないけれど、君に感謝してるんだ。

 セネルは一番星に向かってそっと微笑んだ。


120117 00:16
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▽ジェイノマ

「…ノーマ、さん」

 意を決して名前を呼ぶと、きょとんとした茶色の瞳が見つめ返してくる。その真っ直ぐな眼差しに一瞬言葉を躊躇して、そっと深呼吸。
 再び覚悟を決めて口を開いた。

「好きです」

 ああ、言ってしまった。そう思うと同時に、知ってる、とまるで向日葵のように笑うものだから、さっきまでの緊張も忘れて思わず口元が綻んだ。


(つまらない勇気と笑顔)

title:Largo


120111 00:52
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▽フレパティ

 くるくる。くるくるくる。

 軽やかに回り、それと一緒に楽しげに跳ねるおさげを見つめる。
 ただ意味もなく回っているようにも、踊っているようにも見えるその少女を眺めて、フレンは目を細めた。

「目がまわるのじゃ〜」

 しばらくして、そう言いながらパティはフレンの隣に滑り込むようにして腰を下ろした。平衡感覚が狂っているのか、こてん、とフレンの身体に頭を預ける。
 綺麗に三つ編みにされた柔らかな金糸に魅入っていると、やがてすやすやと安らかな寝息が聞こえてきた。フレンは小さく微笑んで、そっと目を閉じる。

 やさしい日だまりの中、ふたつの金色が太陽の光にきらきらと照らされて気持ちよさそうに眠っていた。


111218 18:54
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つぎ まえ






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