兎鬼ごっこ | ナノ

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たった一人の好奇心で
物語はまる。




一度は終わったハズ

 兎ごっこ




『どうせ、逃げれないなら、まえてやれ。』




彼女は、艶やかにった。





……鬼ごっこタート。





兎鬼ごっこ





沢山の半端者ができた

それは1人の狂気の沙汰か

それはみんなの願いの果てか



彼らは 造られた





『これは貴方には関係ありません』


吹き荒ぶ嵐は冷酷に



『お前になにがわかんだよ』


燃え盛る焔には誰も近寄れず



『なら、うちは誰なの…』


緑はただただ立ち尽くし



「俺はなんなんだよ?!」


太陽は泣き叫んだ





「関係ないかは僕らが決めます」


「言わなきゃわかるわけねぇだろォが!」


『ナニかなんて、自分にわかるわけないんだ』


「お前はお前だ。」





目も眩むようなそんな世界で

皆、生きていた



それは とても

単純なことばかりなのに

複雑に絡み合っていては

逃げるに逃げられないんだ




『オレはウサギだから、』

『半端者は結局、どこまでいこーと半端者だろ?』

『なら、うちはここにいていいのかな。』

『あたしは、またなにもできないのか。』




――世界はいつだって
ボクらの味方のような顔をしながら、敵なんですよ


――俺らの力は、ナニかを傷つけることしかできない。
だからこそ、護るんだ。


――お前たちに託した
それは、今だって間違いだとは思っちゃいないよ。後悔なんかするものか



「お前たちの好きに生きろ、それが一番だ。」




『みんなが大好きだよ!
それはいつだって、どうなったって変わんないから!』










「……さて、鬼はだーれだ?」





To be next...
20140223

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