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華の記憶。予告編




――これは、決して語り継がれることのない華の記憶。



時に流されて 枯れる前に



自ら散ることを選んだ…



私たちの話だ。



私たちの生きた 物語だ



――――――――――――
――――――――



『僕に名前、ですか』

「えぇ――うん、桜惹なんてどうですか?貴女に似合うと思うんですが」





『だから、んなもんいらねーよ。どうせ誰も…』

「俺が呼びたいんだよ。な、永散って良い名前だろ?貰っとけ。」





『あたしね!名前もらったよ!』

「まじで!なんつーの?」

『羅朱華!!』





『……随分、明るくなったな』

「誰のせいだと思ってやがる、他人事みてぇな顔してんなよ、心椿」





私たちは“今”を生きたい



ただそれだけだ


愛した人と

愛した者を


護りたかった、それだけだ





『お願いが、あるんだ。菩薩よ、聞いてくれ。』

「看てるだけの俺にか?」

『だから、だ。看てくれていたお前に頼みたいんだよ。』







『忘れないで、僕らがキミを大好きだったことだけを。』



『覚えてるんだぞ、下界の桜の木の下だからな。迷うなよ』




『なんでっ!なんで!?』




『泣くな、泣くくらいなら笑ってくれ。』




―――笑顔が一番似合うんだから。





『華の記憶。』



それは誰も語ることない物語。






「お前は誰かの太陽でいられるか?」





140221
予告編ということで、ざっくりと台詞だけならべてみましたー。拍手変えたくて、そうだ外伝の予告編しちゃえばいいじゃないーとなりまして、いつか連載したいです




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