偽りを紡ぐ愚者 - かき氷
画面越しの恋人
主人公である証明
代替品のプライド
華やかなる夢の主役
無意識な憐情
違法性のある正義
元より星には届かない
微睡みの中の幻
纏うドレスは蠱惑者の夢
あいたりない夜の話 - 佐伯
陰だけが似ている
ねこぜのペガサス
うつろ色のひとみ
軋むブリキの心臓
1/2レインボー
哀たれない夜更け
愛たりない夜明け
飽き足らない明星
私だけがいない朝
踊ってもおさらば - ささみ
ピカリピカリと二等星
ちょこっと離してさよなら
耳に入ったラジオの音
霧の街に愛がある
人の形の檻
ルビーの瞳 - 冬葉
パールの肌
モルガナイトの唇
ラピスラズリの爪
オブシディアンの髪
君がビスクドールなのか、生身の人間なのか、僕にはもう思い出せないよ。
何も知らずに大人になりたい - みなせ
ガラスの靴では窮屈だったの
グレーの純情、レモンの不実
だってくちびるがふれたから
苺と心臓とりかえっこしよう
せいぎとぎせいの間違い探し
ぜんぶ法螺話なんだけれどね
あなたの影ばかり追う - ほんだ
誰よりもホンモノに近いもの
ガラクタだなんんて言わないで
誰かが決めた価値観なんて
くだらないこと言わないで
ぽつりとひとり
でももしも、変われるのならば
見分けがつくうちは - 片
生まれた姿でしか死ねない
ホンモノをこえる日
求められたから仕方が無いって
憎悪と嫉妬を混ぜ込めたら