黒子のバスケ | ナノ

あなたの唇に恋したい

メンバーに司令を出したり
寒いギャグを言ったり
メンバーを励ましたり
寒いギャグを言ったり。

そんなあなたを、
すきになりました。







ナイスじゃないっすか。
このステーキ、素敵。
サロンパスでナイスパス。
部員になってブインブイン。

なーんて寒いギャグしか思いつかない。
そんなあなたがだいすきです。




『ねぇ、俊』
「ん、どした」


何気ないことをしゃべる唇。
優しく笑ってくれる目。
あったかい手。
全部全部だいすき。


『…キスしたい』
「……は?」


びっくりした俊も可愛くて。
私は1日中、俊のことばっかり考えてる。


『だってまだしたことない』
「いや、でも…」


少し照れた俊も、困る俊も
だいすき。


『俊がしないなら私からする』
「いや、待って!その俺もしたいのは山々なんだけど…」


何かを言いかけては迷ってる俊。
こんな俊、初めて見たかも。



「その…理性抑えられるか…わかんない…っていうか…」


…そんなことで悩んじゃう俊も大好き。
大事にしてくれてるってわかるから。


『抑えなくていいよ、私だってしてみたい』
「でも…」


あなたに触れられるたび、
わたしの心はあなたのものになっていく。
だから、こんどは。


『わたしのぜんぶ、俊にあげる。』
「…言ったこと、後悔すんなよ」
『絶対しないよ、だって俊のこと、大好き』


そのあと降ってきた初めてのくちづけは
甘くて優しい、きれいな約束でした。







わたしが好きになったひとは
寒いギャグをたくさん言うけど
そのギャグをいう唇とのキスは
なによりも暖かくて優しい。

ほらまた、キスをするたび
あなたと恋におちていく。




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