黒子のバスケ | ナノ

最高の殺し文句

「…おい、名前」
休日、火神の家に遊びに来た名前。
特に何をするでなくベッドでごろごろしていた名前をおもむろに呼び止める火神。

「ん、なーにー?」
「ちょっとこっち来いよ」
床に座っている火神から差し伸べられた手を取り、そのまま胸に飛び込む名前。

「大我ー、好きー!」
「…俺も。…I Love you」
帰国子女のため、いい発音で話す火神。
そんな火神の声を聞いて口をぱくぱくとさせ顔を赤くする名前。

「…ん、どした?」
「いや、あの…その、英語カッコイイな…って…」
「…なんならもっと言ってやろうか?」
ニヤリと笑うと名前を軽々しく持ち上げ、ベッドに下ろす火神。
いつものように火神に押し倒された状態になった名前の目には少し諦めの色が浮かんでいる。

「…No matter how much time goes by, I love you.」
「…どーゆー意味?私英語苦手なんだけど…」
「秘密…後で教えてやるよ」
そういった火神は名前に深い口付けを落とすと小さな声で囁いた。


「I love you more than words can say.」




※No matter how much time goes by, I love you.…どんなに時が経っても君を愛してる。
I love you more than words can say.…言葉にならないくらい好き。

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