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!ボツ話



▼何とか誤解を解きました(風邪ネタ後)

「・・・おい葵、顔が赤くないか?」
「え?」
「確かに、火神の言う通りだ。
葵もしかして熱が上がっているんじゃないのか?」
「ええっ葵ちゃん大丈夫!?」
「だ、だいじょぶで、」
「全然大丈夫じゃないじゃん」

ばっさりと言い捨てた紫原の発言に葵は項垂れる。

・・・相変わらず容赦がない台詞である。

「・・・よし葵、おぶってやるからこっちに来い」
「!?」
「え!?(の、野崎くんのおんぶ!?)」



ガタガタっ がたんっ


「・・・・・・」
「?どうした?」
「千代先輩と氷室先輩が凄く羨ましそう・・・!!」

「なんで二人が羨ましがるんだ!」

「くっ・・・羨ましい・・・!(ぎりぎり)」
「・・・室ちん落ち着いてよ、あの人は葵ちんの兄貴だって言ってるじゃん」
「タツヤ・・・」

野崎兄妹それぞれを想い人としている氷室と千代が熱い握手を交わすまであと数秒。

本編の別ver。
これがきっかけで千代と氷室は仲良くなりました、みたいな。




▼氷室と千代がタッグを組みました。

「それで野崎くんが言ってくれたんですよ!」

「へえそうなんだ、良かったね。
後葵ちゃんったらうっかりあの時、」


『・・・・・・』


「・・・二人共何の話をしているんだろ・・・」
「さー。同い年らしーし気があったんじゃないのー?」
「むー・・・」

ぷくーと頬袋を膨らませる葵に紫原は「あれ、これ脈アリじゃないの?」と思ったのだがそれを口にする事はなかった。

実はこの風邪ネタで本編終了にしようかと半ば本気で思ってました。
ただもう少し書きたいネタがあったので先延ばし。



20150816